皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、今日は、陽の技法に必要な骨格の合わせについてお話ししたいと思います。
陽の技法
当会では、骨の技術というものの中に、相手を崩すのに運動エネルギーを作り、相手にその作り出した運動エネルギーを乗せ、相手を崩す技法があります。
当会では、その技法には2種類あり、陽の技法と陰の技法というものがあります。
陽の技法というのは、気の運行として稽古を行う船漕ぎ運動の応用としてかなり多くの合気道指導者が行っていますが、陰の技法を理論立てて説明する方は少ないのではないでしょうか。
陰の技法については、前々回に少しふれたのですが、今回は陽の技法について述べたいと思います。
陽の技法は、端的にいうと自分が動くことで、自分の体重を運動エネルギーとして利用するものです。
人間の体重は、例えば成人男子であれば大抵60キログラム以上あります。
これは相当な重量ですよね。例えば60キロの鉄の塊が飛んで来たら、誰も受け止めようとは考えないでしょう。
誰でも、60キロの物体の運動エネルギーの大きさは知っているのです。
ところが、相手が人間だと、運動エネルギーを軽く考えてしまいます。
それは、運動エネルギーを持っていても、その大抵は、その人が自ら足で殺してしうまからです。
ところが、そのエネルギーを上手く使えると非常にいい味方になるのは分かると思います。
骨格の合わせ
折角、船漕ぎ運動をやって、運動エネルギーの伝わり方を体で感じても、実際に相手がいると、技を掛ける際に上手く運動エネルギーが伝えることができないものです。
そのもっとも大きな原因は、運動エネルギーを作る前に相手と力がぶつかっているところにあります。
相手と力がぶつかっている状態では、相手からすると、こちらの次の動きが非常に見えやすくなります。
そこで、修行者は相手とぶつからないということを考える必要があります。
相手とぶつからないで相手を導くのがいわゆる合気道における「合わせ」です。
陽の技術で、相手に運動エネルギーを伝えたいのなら、少なくとも合わせができていないと、伝えることができません。
特に大切なのは、当会の分類での骨の技術の中び合わせの技法です。その中で、「骨格の合わせ」が陽の技術では特に大切です。
骨の構造の合わせとは、骨格上どの方向に動かすと相手の関節にぶつからずに骨を動かすことができるかということを判断することです。
ぶつからず、相手が動いてしまう関節の動きを実現することで、運動エネルギーが最も効率的に伝わります。
骨格の構造を理解するということは合気道修行者には非常に大切なことです。
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