「当会の技術について」カテゴリーアーカイブ

【当会が西洋式の指導をする理由】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

最近、日本式学びや西洋式学びに関して書いています。日本式学びでは、才能のある人が、優れた師につくことで大きな効果があるという話をしました。

しかし、一般の人が学ぶ場合、日本式の自分で会得するというのはやはりかなり限界があると思います。

そのため前回では、日本式の学習、つまり潜在学習について、どうすれば効率的に潜在学習ができるかを述べました。

しかし、僕の考えは、やはり才能の無い人は、西洋式の学びの方がより学びやすいと考えています。

そこで、僕は学びを如何にシステム化するかという点に絞って研究しています。

 


日本式の学びでの指導の問題点

 

日本式で学んできた指導者はどうしても、そのような指導を行いますが、その際に出てくる問題として、あまりにも主観過ぎるという点です。

日本式の指導は、指導者が自分で見て覚えてきた体験がどうしても中心になります。

その結果、かなりの主観が入ります。

特に、技が熟達した人ほどその度合いが大きくなります。

その主観というのは、実際に自分を客観的に見たものではなく、そのように感じたというものが中心です。

時に、本人が主観で感じたやり方は、外から見た客観的な動きと真逆のことをやっている場合があります。

実は、そういった意識というのは、真逆の動きだからこそ実は必要だったりすのですが、指導者の動きを見た修行者は、言っていることと違うことに非常に戸惑いを感じます。

そういった混乱の結果、弟子は指導者についていけないと感じたりすることがあります。

実は、僕の師匠である井口師範も、そういった点で、何度か弟子の裏切りに遭っています。

 


西洋式のやり方の必要性

 

西洋式のやり方では、客観的、科学的、合理的を追求します。

そのため、初学の人が技術を身に付けるには非常に都合がよいと思われます。

それは、画一したやり方で、技のポイントを整理して、それぞれのポイントにおける重要な動き方など、分析し、誰でもわかるように指導してやることで、誰でも再現性が出、感覚でとらえるよりも、技が速く上達します。

そういった指導の下で、「動きはこう動いているが、内面の意識は反対の動きをイメージすると、技が掛かりやすくなるのですよ。何故なら、受けた相手の意識がそれによって撹乱され、こちらの動きが読めなくなるからです」と説明すると、誰でも成る程と思うのではないでしょうか?

今は、必要で武道やる時代ではなく、趣味で武道をやる時代です。

そのために、お金を払って習いに来るのですから、「自分で学び取れ」というのはあまりにも不親切だと僕は考えていて、そのため僕のできるかぎりで西洋式の指導方式をとっています。

 


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【武道習得に使える潜在学習とは?!】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

今回は、潜在学習ということについてお話したいと思います。

潜在学習というのは、人は学習しようと考えなくても、気づかないうちに、無意識で視覚情報から学ぶことが行われます。

こういうと、合気道だけでなく日本の武道は、『この潜在学習という脳の機能を使って習得するようになっているんだなぁ』と納得される読者も多いと思います。

合気道だけでなく日本の武道をしている人は特にこの潜在学習についての知識が非常に大切に思いますので今回はこれについて書きたいと思います。

 


潜在学習とは

 

人は学習しようという意図がなくても、常に目に入る情報から学習しています。そして、それがあるときに形になったとき、何故かわからないけれどできるとか、知らぬ間に出来るようになった技術として私たちの目の前に現れます。

そして、人に説明を求められたとき、「何故だか説明できないが、必然的にそうである」としか言えないが、そうである確信がでます。

例えば、車で同じ道を長い間ずっと毎日走る続けていると、この速度で走っていると、次の信号には絶対にかからないとか、この信号にかかると、この速度で走ると次はどこの信号にかかるというのがわかったりします。

また、合気道なら、こう動くと技が効くとかいうものや、打撃系武道なら、このように打撃をすると何故か効果があるというのもそうです。

このように知らぬ間に人間は視覚情報を無意識で分析していて、ある時にそれが理解という形で現れるわけです。

それは、スポーツやゲーム、学習、ビジネスなどあらゆる分野でも、「勘」としか言いようのない独特の感覚が現れますが、人が視覚情報と行動のタイミングなどで、知らず知らずの内に学習しているためです。このような無意識の学習を潜在学習といいます。

 


効率的な潜在学習

 

確かに、私たちは常日頃から潜在学習を行っています。

しかし、物事を学ぶ際に、ある人は非常に速く習得するかと思えば、他の人は、人よりもかなり習得が遅いということをよく経験します。

これを単なる才能の違いとすると、それで話しは終わってしまいますが、よくよく観察すると、上達が早い人は、知識があったり、以前に似通ったことをしていたり、或いは誰よりも問題意識が強かったりとする場合が多いです。

すると、潜在学習をするにも、その人の知識や意識状態が非常に大切であるということがわかります。

それは、問題意識をより深く持ち、常に自分に課題を持っている人の方が上達が早いということです。

そのためには、常に何らか問題意識を強く持って、映像をみたり、本を読んだりと、様々な角度から自分の意識の方向性を強く決めておく必要があります。

 


 

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【日本的な学びについて】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

今回は、戦後の洗脳教育やNLPから離れて、日本的な学び方について述べたいと思います。

というのは、武道を学ぶ上で、この日本式の学びに関して知識がないと、上達できないからです。

私たち日本人は、身体を動かすことに関して学ぶ場合、特に理論より実践が大切と考え勝ちに思えます。

これはマッカーサーが原因ではなく、古くからの日本の学び方が原因です。

しかも、この日本の学びでの上達には隠された秘密があります。そこを押さえておかないと、習得するのが難しと思います。

 


日本的な学びの問題点

日本的なな学びの大きな問題点は、指導者の運動技能と学ぶ側の素質に依存するという点です。

以前スポーツコーディネータの手塚一志さんの著作物を読んだことがあります。

その中で、監督や指導者は、「彼ほど我々の言うことに従って練習する選手も、彼ほど努力する選手も、どちらも今まで遭ったことがない」と口をそろえていうほど、真面目で、熱心な選手であったようですが、それほど努力したわりには、試合では十分活躍ができなかったそうです。

それは、指導者の言うことを鵜呑みにして、その通りしていたのが原因で、試合で活躍していた選手は、監督やコーチがいくら注意しても、直さず、自分のやりやすいようにしていたと述懐されています。

この話を読んで、指導者は自分の運動技能以上のことは指導できず、逆に足を引っ張ることになり、またそういったことを超えようと思うとかなりの才能が無ければできないということです。

ということは、一流を目指すなら、一流に教わらないといけないということです。

素質がある人は二流の指導者はことができ越えれても、一流になれません。何故なら、一流の技を知らないからです。

 


秘伝は日本的な学びにある補完

一流につけば、日本的学びでも大丈夫かと言えばそうではないと思います。

僕は、合気道を日本的な学び方で学びました。

しかし、僕は才能が全くなかったので、全く上達することはありませんでした。

ところが、僕は非常に運が良かったのです。僕の師匠である井口師範の運転手をしていたので、黒帯になった時点から、秘伝を受けるという幸運に恵まれ、才能のない僕でも人並みに技が使えるようになることができました。

この秘伝がもしなかったなら、合気道20年以上やっても、中学生の男子にすら技をかけることができなかったと断言できます。

このように、合気道においても、技の勘所は、秘伝として伝えらえれ、そこにノウハウがあるということです。

このように、秘伝という個人指導による補完が、日本の学びに必要なのです。


 

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【日本の洗脳教育から脱出!】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、僕は8月28日~30日までの間に東京のセミナーに参加してきました。

28日~29日までがNLP(脳神経言語プログラミング)のセミナーで、30日は「愛の才能」という男女の夜の生活に関するセミナーです。

30日のセミナーは東京のスピードコーチング社に行くのでついでに参加したものだったのですが、日本の洗脳教育がなされている現実を知ることができ、今後の武道の稽古に関する考えが少し変わりました。

 


性とお金と宗教はタブーという洗脳

 

終戦直後の教育を受けた人の特徴として、倫理観の中に性とお金と宗教をタブーとする点があげられます。

漫画家の手塚治虫氏が、漫画の小さな一コマに、女の子が靴下を抜いているシーンを描いたというだけで、日本中の母親から苦情の手紙が山ほど送られてきたそうです。

実は、この教育を指示したのが、マッカーサーだそうです。

アジアでアメリカに逆らった国はちっぽけな国の日本だけなので、この民族を撲滅しないといけないとして、性を悪と植えこむよう指示したそうです。

当初は、この教育も効果が無いように思われましたが、現代日本を見ると少子化、夫婦間のセックスレス問題など、目論みがかなり成功しているのが分かります。

この性の話は、今回のセミナーで聞いたのですが、これを聞いて、以前にどこかでマッカーサーは性とお金と宗教を悪と植えこむように教育改革を行ったと聞いたのを思い出しました。

そのため、霊、超能力などの超自然的な話題やそれに類したことに対してすぐに「宗教か!」と目くじらを立てる日本人が多いように思います。

 


合気道の変化も洗脳教育の成果?

 

以上のように考えると、合気道でもその影響を、宗教的な要素をできるだけ除外され、その宗教部分を倫理的に置き換えた形で現代の合気道が成り立っているように感じます。

それにより、倫理で考えて、「打撃攻撃は暴力を想起させるので世界平和を謳う合気道には不釣り合い」など、武道的な要素すら否定する人も現れる始末です。

このように宗教を想起させることは省くというのが、合気道の現状です。

井口師範は「植芝盛平翁先生が残したのは、単に効果があるからや」とおっしゃっていました。

「合気道に宗教儀式があるのは、大本教の影響」ということをよく言う人がいますが、その結果が合気道から宗教要素分離です。

合気道の教授システムは方法、宗教は思想です。

ですから、方法と思想を同じ土俵におくから、おかしくなり、非常に大切な教授システムすら否定することになります。

そういった宗教は悪という視点から離れ、冷静に本質がとらえると、古い合気道から学ぶべきものは沢山あると思います。


 

 

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【古い合気道の宗教儀式の重要性とNLP】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、僕は東京でNext NLPという心理学の手法を勉強に来たわけですが、今回の経験は自分の合気道に対する考え方をかなり変えるきっかけとなりました。

というのは、合気道開祖・植芝盛平王先生がなぜ神道の儀式をわざわざ合気道の中に入れているかということが明確になったからです。

結論からいうと、神道の儀式はかなり心理学的手法ににているところがあり、自分の限界を引き上げる効果があるからです。

 


Next NLPと宗教

 

私たちは、生まれてから、環境により違いがありますが、ある状況下では、必ず一定の行動をするように、さまざまな行動パターンを身につけてきています。

それは、その人間がいる環境においては非常に適切なものであっても、環境の異なるところではかなり不適切な行動となることがよくあります。

ちょっとしたことで怒りやすい人、感情が乱れやすい人というのはよく見かけます。

一見、不適切な行動のように見えますが、実はその行動はその人にとって実は身を守るために身についた大切な行動だったことが非常に多いのです。

でも家庭から一歩外に出ると、環境は変わってしいまいいきなり不適切な行為となります。

問題はそれが自動化されているということで、その自動化された反応を書き換えるのがNLPの手法です。

僕は、気の研究のため、神道や密教をはじめとして、気功法、西洋魔術、インディアンの呪術などさまざまな本を読んだり、実践したりしてしました。

そして、今回学んだNext NLPで確信したことは、それらの神秘行や儀式は、実は自分の深層心理を書き換える手法でもあるということです。


古い合気道の神道儀式とNLP

 

僕が学んだのは、現在行われている合気道と異なる古い合気道に当たるものです。

古い合気道とは開祖の指導方法をそのまま取り入れた合気道で、新しい合気道は現代社会の日本の情勢に合わせて改変された合気道です。

古い合気道では、開祖が神道から合気道の悟りを得たため、祝詞からはじまり、禅や神道の儀式である禊や振り霊(ふりたま)が入っていたりします。

一方、新しい合気道では宗教排除の志向で進んでいるためそういったことが行われません。

ところが、実は、僕は古い合気道の神道儀式にあたる行法を井口師範に学ぶことで健康になりました。

これは単なる偶然ではなく、そういった一見宗教がかった無価値のように見える単なる宗教儀式が深層心理に及ぼす影響が非常に大きく、深層心理の変化が実際に人に変化をもたらすということを今回のNLPセミナーで学んだわけです。

その重要性を学べた今回のセミナーは本当に価値があったと思います。

 

 


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【合気道とNext NLP心理学】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、実は僕は今Next NLPという心理学のセミナーを受けるために東京に来ています。

前回の内容を読んだ人は、なぜこのようなセミナーに参加したのかご察しがつくと思います。

このセミナーに参加した理由は、僕が指導している護身術で、もっとも難しい空間感覚の技術をより分かりやすく説明できるように幅広い知識を身に付けヒントになる素材を探すためです。


Next NLPとは

NLPとは 脳神経言語プログラム(Neuro Linguistic Programing)の略称です。別名を「脳の取扱説明書」とも呼ばれる心理学です。

NLPとは、1970年初頭に心理学部の生徒であり数学者だったリチャード・バンドラーと言語学の助教授ジョン・グリンダーによって開発されました。

当初は、開発者の地位の問題もあり、NLPは世間からまったく見向きもされませんでしたが、世界一のコーチの一人であるとアンソニーロビンズが、蛇恐怖症の人から短時間で恐怖を取り除くという変化を公開の場で起こしたことにより、世界に急激に広まったものです。

ところが、NLPは神経言語プログラムといわれるように、コンピュータにはプログラムを組むための言語がありますが、NLPは人間に対するプログラム言語に相当します。

パソコンが世に出始めたころ、Basic言語で、ユーザーが自らプログラムを組む必要があった時代、一般人がなかなか手が出せなかったのですが、NLPもそれ単体ではかなり厄介なものです。

ところが現在は、パソコンであれば便利なアプリがあり、誰でもすぐにパソコンを使いこなせるようになります、Next NLPは、パソコンでいえばアプリに相当するもので、一般人でも学べばすぐに使えるようにしたものです。


セミナーで学んでみて

では、実際セミナーで学んでみたところどうだったかというと、合気道で非常に参考になるスキルがありました。

あまり詳しいことは公開の場では言えないのだけれど、それは「センターをとる」スキルです。

センターをとるスキルというのは、自分に尊厳をもたらし、自分の生きる価値を自分自身に確認させ、周りから何を言われてもぶれない自分を作るものです。

実は、合気道にも「天の鳥船の行」というものがあり、その中の振り魂(ふりたま)と呼ばれるやり方で井口師範から受けた秘伝と非常によく似たやり方でしたので本当に驚きました。

合気道の秘伝では、スキルで得た感覚を実際の技を行う上で使います。

一方、Next NLPでは自分の尊厳を確立するのに使いますので、本来の神道の儀式であった意味がこのセミナーに参加してはじめて実感できました。


 

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【合気道の形に組み込まれた心理学】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、先日、調査員の女性の個人指導を久しぶりに行いました。

今回、稽古をする上の心構えが非常に大切だということがこの女性を見ていて痛切に感じました。

そのことで、色々なことが見えてくると思い、記事にしました。


心が受け身に回ると……

 

ただ、この女性は調査員でありながら、かなり人間不信で、人に対して非常に恐怖を感じているところがあり、ちょっとしたことで挙動不審な行動をする傾向があります。

この女性の特徴は、すぐに受け身に回る事、悪くいうと「被害者意識を持つ」ことです。

そういった意識は、護身だけではなく、護身術の稽古をするのにも非常に邪魔になります。

合気道では片手取りという技の稽古があります。女性の場合、護身の面からもこの片手取りに対抗するというのは非常に大切なのですが、僕が指導する護身術も形から入りますので、片手取りの技を行います。

形稽古は、最初に攻撃を加えて技を受ける「受け」と攻撃を捌いて技をかける「取り」にパートを決めて行うのが特徴で、この形を行うのに非常に大切なのが、お互い積極的に稽古をする意識です。

特に、受けは取りに対して積極的に前に出ていく必要があります。

ところが、この女性ですが、「手首を持たれたらそれを外す稽古をします。僕が見本を見せますのでまずあなたから手首を持ちにきてください。では始めましょうか?」といっても何もしないのです。

「申し訳ありませんが、手首を持ちに来てください」と再確認してから手首を取りにくるのですが、こちらが手を差し出すと、一瞬引くのです。

「これでは稽古になりません。ちゃんと手首をつかんで下さい」というと、

「何をされるかわからないから怖い」といいますが、以前からやっている稽古です。この反応には困りました。

 


片手取りに入っている心理操作技術

 

大概の人の反応は、手首を取ろうとしたとき、目の前に取りやすい位置に手首がくると思わず掴んでしまいます。

ところが、この女性は、逆に逃げてしまうわけです。要するに掴むという気が出ないのです。

通常、暴漢なら相手の手にターゲットを決めると一気につかみに行きます。

その一瞬前に気がでるわけです。その気をつかんで相手が来る前に、相手が持ちやすいように手を差し出すのが武道として使う大切なポイントになります。

ちなみに、苫米地氏の本に、今の空間を支配したいと思ったときは、例えば目の前にコーヒーがあるなら、数センチ動かすだけで場を支配する技術が書かれていますが、合気道では自然とそういった技術が、片手取りの中に組み込まれているのです。

それが相手が行動する前に、こちらが先に動くということです。

合気道だけでなく、護身術においても、空間の支配が大切なキーとなります。

 

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【本日の稽古】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、今日は久しぶりに稽古の日誌を書いてみたいと思います。

今回は、僕を含めて参加者が9名でした。もう9名ともなると、現状の道場ではかなり狭くなります。

今回は新たな会員が参加したので、久しぶりに基本的なレクチャーを行いました。


一人稽古

 

通常、合気道の稽古というのは一人稽古できないといわれますが、当会では一人稽古ができるように基本となる一人稽古の形を作っています。

例えば、当会では、井口師範から教わった特殊な打撃方法があります。その特殊な打撃法を含んだ掌底打ちに形を行っています。

その方法は井口師範の言葉を使うと「体の内部の深いところにある気を使った打撃」ということですが、それでは長いので当会では「核の気」と呼んでいます。

これは一見、ボクシングでダメな打ち方としていわれる「手打ち」のように見えながら、かなり衝撃力のある打撃方法です。

非常に難しい打撃方法なので、どうしても個人が一人で稽古する必要があります。

このような特殊な技術で、一人でできるものを稽古開始とともに数種類合同で稽古します。

 


二人稽古で新たな理論を試す

 

今回の二人稽古では、前半は理論に従った稽古を行いました。

特に目新しいのは、最近、頭が整理できた来た空間感覚の技術で「勝速日」の稽古を行いました。

そんため、特殊な目の使い方から入り、その目を使った訓練、さらには、相手と自分でできた空間でどう主導権を取るかという理論を話しました。

合気道の難しいところは相手の無意識に働きかけ、相手のを誘導するところにあります。

それは、師匠から受け継いだ秘伝の中に伝わっていますが、これを、心理学モデルを用いることで、かなりはっきりした形で説明をすることができるのではと僕は考えていました。

そこで、空手、合気道の有段者の人が新たに加わったことで、当会の技術に詳しくないこの人がすぐにできるかどうかということで試すことができました。

この試みは、非常に巧くいき、初めて説明をしたAさんも問題なく使いこなすことができました。

それで、自分の理論に確信がもてました。

今後の方針としては、もう少し心理学を学び、合気道の特殊な技術の解析を行っていこうと考えています。

そのため、会社を休み、明日より東京にてNext NLPのセミナーを受ける予定です。

 

 


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【合気道の空間感覚とコーチング】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、最近は井口師範の気の秘伝をより深く理解するため、サクセス・コーチングの勉強をしています。

コーチングは成功に導くための技術を教えるものだから、合気道が上手くなることに応用するのかというと、それもありますが、もっと根源的な部分で共通する点があるからです。

今日は、その共通する部分とはということで書いていきたいと思います。


コーチングの影響力と合気道

 

コーチングと合気道の技術ってそれほど関係がなさそうに思われるかもしれませんが、成功のためのコーチングでは、人に対する影響力というものを重視します。

その影響力というのは、ただ相手を説得する話力だけでなく、無意識に伝える技術とかも包括しているわけです。

これは、合気道の空間感覚の技術に関連してくます。

何故なら、空間感覚は相手の無意識の心理を利用する技術であるからです。

例えば、合気道の秘伝の中に「遠当ての術」というのがあります。

これは、特殊な目(秘伝)で相手の気の動きを感知し、気の発動が起こった時点で、イメージで相手に気をぶつける動作を瞬時に起こすと、相手は突然動きが止まるという技術です。

井口師範によるは、気に気を当てる秘伝技術ということでした。

ところが、気をぶつけるとイメージするのですが、実際は気ではなく、自分はモノを持っていると思い込み、そのイメージを相手にぶつけても全く同じ効果が出ます

このように場の支配を考えると、そういった技術はコーチングにはたくさんあるのです。

 


情報空間と物理空間と気

 

僕は一年以上前ぐらいから世界一のサクセスコーチといわれているアンソニー・ロビンズの技術を伝えるクリス岡崎氏の講習会に参加しています。

一方、本の2日前ですが、もう一つのコーチングの巨人のルー・タイス氏の協力者である苫米地博士の本を読み始めました。

ルー・タイス氏は、元々はアメリカ軍や企業での教育の頂点にいた人で、苫米地氏が曰く「何でも上の言うことを聞く奴隷づくりのスペシャリスト」だの人でした。

ある時期、世のため、人のためにその技術を使っていきたいと、苫米地氏とタッグを組んでコーチングに舵を切ったそうです。

また、苫米地氏は、仏教、気功などのかなり研究していて、オーソリティーでもあります。

その苫米地氏ですが、この世界を物理空間と情報空間という2つの捉え、「気とは情報エネルギー」と言っています。

僕も、気を研究していると、どうしてもこの世界を物理空間と精神空間の2つに分けないとつじつまが合わないと考えていて、また気を精神世界のエネルギーととらえているので、考え非常に類似していて興味深く感じました。

特に、2つの空間でとらえるこういったとらえ方は、合気道の空間感覚の技術を行う上にとても大切と日ごろから感じています。

 


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【気の技術を学ぶには?!】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、合気道は見取り稽古といって、師匠や師範が行った技を見て、その通り形を行うように稽古をするのが普通です。

ところが、前々回、前回のブログで述べたように、人は脳にない知識は認識できません。

言い方をかえると、知らない知識は目に入っていても見えないという事実があるということです。

この事実はとくに見取り稽古をお叶っている合気道を学ぶのにかなり問題あります。

今回は、もう少し具体的に気を学ぶ場合について述べたいと思います。

 


治療の気と合気道の気

 

当会にはに、理学療法士で気を扱える会員が一人います。

彼の気のを体験した話をしたいと思います。

僕の職場ではクーラーが非常に強くかなり身体が冷えます。それで、体を冷やし過ぎて、お腹の調子が悪くなっていたのです。

丁度、その日、彼の個人指導を行うことになっていました。

その指導の際、何の話で治療に話しになったのか分からないのですが、治療の気の話になり、彼に試しに気の治療をしてもらうことになりました。

彼は、僕の体を触るなり、「かなり消化器系が弱ってますね」といって、気をお腹に送ってくれたのですが、その時間多分1分ぐらいだったと思いますが、彼の暖かい気がお腹に入ってくると、急にお腹の重みが消えました。

ところが、彼は、いざ合気道の技となると、思うようにいきません。

彼の得意の気を使おうように誘導をしても、合気道の気にはすぐに応用するという状況にはなりませんでした。

このように気を使うといっても、治療と合気道では違うわけです。

 


どう抽象度の上げ下げをするか?!

 

武道と治療が両方できる中国拳法マスターは、武芸も気功もどちらも同じ気だといいます。

ところが、気功の達人が武道ができるとは限らないというのが中国の現状であるそうです。

気功も武芸もどちらも同じだと主張する拳法家は、どちらも別々のルートでそれぞれを習得しています。

この事実から、気は抽象度が高いと言えるます。

ですから、気をカテゴリーに分けて、治療の気と武芸の気というように分類して考えることで、抽象度を下げます。

ところが、中国拳法=合気道とはとても言えませんので、これもカテゴリーに分ける必要がでてきます。

更に、井口師範から教わった合気道の技術に関しても、僕の研究では気の特性から4つのカテゴリーに分けることができます。

それが、物理学的技術、生理学的技術、心理学的技術、そして超心理学的技術です。

当会では、超心理学的技術に関しては科学的検証も難しく、再現性の問題もあり扱っておりませんし、僕自身あまりにも不十分なので、当会では3つのカテゴリーで指導しております。

 


 

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