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護身術:武器としてのペンの使い方

皆さん、お元気ですか? 私はすこぶる元気です。

さて、今回はペンを使った護身術を説明していきます。

身の回りで武器にできそうなものと言えば誰もが最初にあげてくるのではないでしょうか?
ところが、案外ペンの持ち方をご存知ないようです。持ち方次第では、単に相手を怒らせるだけにしかならない場合もありますし、ペンが折れてしまうこともあります。
そこで、有効なペンの持ち方を示しておきます。

基本は、ペンはできるだけ手元に収めるということを覚えて下さい。相手が怖いからと言ってでペンを長くして持つと、テコの原理が働いて、案外簡単に手から外れてしまいます。

また、短く持つことのメリットは、相手に武器を持っていることが悟られにくいという点にあります。ですから、ペンを使うときは、なるべく相手に悟られないように心掛けてください。そうすることで有効な武器になります。

ではペンの持ち方を説明しましょう
持ち方は次の図の通り2通りあります。上の図は、先端を親指と人差し指でしっかりと抑え、残りの指にしっかり納める持ち方で、下の図は、ペンの天蓋をしっかりと親指で抑え、残りの指に収める持ち方です。基本はこの2種類ですので、これらを覚えておいてください。


なお、ノック式ボールペンなどでは、下の持ち方ではペンが出たり入ったりし、安定しないので、図の〇で囲った部分でわかるように、ノック部分を押さずに、クリップ部の上部を親指で抑えて持つことです。

 

護身術子供セミナー

11月5日土曜日、城北小学校にて護身術子供セミナーを行いました。

参加者は、小学生17名と保護者3名の合わせて20名。

1dayセミナーの上、対象者が小学生なので、あまり高度な技術を教えるわけにはいきません。
そこで、危険な目に遭遇した時の逃げ方を中心に教えることにしました。

逃げるといっても、誤った逃げ方をしていしまうと、逆に命をなくすことがあります。
ただ、「走って逃げよ」という無責任な指導は、護身術を指導する上ではできません。

例えば、あのアキバの通り魔殺人事件ですが、ナイフをもった犯人が現れたとき、
まわりにいた皆が逃げたのです。しかしそれでもナイフで切り付けられ尊い命をなくしました。

「ビビッていたから反応が遅れて殺されたんだ。俺だったら一目散に走って逃げるさ」
と言っていた人もいました。

それは、現状を知らないからそんなことが言えるのです。
近い相手が、刃物をもって向かって来たら、普通の反応はそのままUターンして走りだそうとします。
ところが、このUターンする動作で命をなくすのです。

それは何故か?

その反応を分解してみましょう。
1.立ち止まる
2.Uターンする
3.走り始める

この動作を行うのにかなり時間を要するのです。相手は前進して加速している分、1と2の動作は省かれます。
ですからすぐに近づいて刃物で斬れます。
これがアキバ通り魔殺人事件で犠牲になった原因です。

そこで実際に、模擬ナイフを持って小学生を追いかけてみました。すると3人ナイフで切ることができました。

アキバの事件では不思議とこの原因について誰一人として触れることがありませんでした。私には謎でした。
犠牲になった人たちの事ばかりが報道され、実際の対処や護身については一切報道されなかったように記憶しています。
本来は、こういう事件が起こったとき、どう対処するかマスコミが率先して報道してほしいです。

話はそれましたが、私は、
1.距離が5メートル以上離れている場合はUターンして逃げること。
2.それより近ければ、相手の目に向けて持っている者を投げつけて、相手の足を止め、相手が進路を変えて追いかける必要がある方向に逃げること。
を教えました。

その上で、前方回転受け身を教えました。
「相手の目の前にいてナイフをもって向かってきたら、
ナイフを持っていない手の方へ前方回転受け身をして走りだす」
と教えたのです。

そうすると、小さな子供がさらに小さくなるので、犯人は反応が遅れます。気が付いたら、犯人の後方に逃げているので、
犯人は、首だけ後ろを振り向き、子供を確認してから、Uターンし、そこから走りだしますので、すでに5メートル以上離れたところにいるのと条件的には同じになります。

それだけ離れると、心理的に追いかける気がおこりませんし、追いついて切り付けるということはできません。
このようにまずは逃げることを中心に教えました。さらに、犯罪者に手などつかまれたときの対処として、力を使わない外し方なども教えました。

2時間ですので、あまり多くのことは教えることができませんでしたが、子供たちもずいぶんと興味をもって最後まで飽きずにやってくれました。

途中、3人の保護者の方から、後ろから抱きつかれた場合の対処や、後ろから首を絞められた場合の対処など、熱心に聞かれ、子どもたちよりも保護者の人の方がヒートアップした場面もありましたが、少しでも役に立てばと願います。