【合気道の打撃技の大切な理由】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャ元気です。

今回のブログでは合気道の打撃技の大切さについて話してみようと思います。

合気道での当て身の稽古の必要性!

 

最近は打撃技(当て身)を稽古しない合気道の道場がかなり増えていると聞きます。

ところが、開祖・植芝盛平翁先生は、合気道は実戦ににおいては「当て身7分に、投げ3分と」言われたというのは有名な話です。

ところが、「世界平和を目指す合気道において、打撃技のような暴力を連想させる技は好ましくない」という理想のために、当て身技を否定する空気が生まれたと聞いています。

確かに、演武(人に見せるために披露する形)ではそういった理想を適用するのは、美しい技を人に見せる上で非常に有用です。

一方、護身の場合、当て身を一切使わないという制限付きで、実際に使える人が果たしてどれぐらいいるでしょうか?

僕は、空手やジークンドー、中国拳法を学びました。

その経験から、暴漢を相手にする際、打撃系の技術を一切使わずにできるのは、柔術や柔道の乱取りをしっかりとこなした人以外は難しいと感じました。

経験的に、合気道で行う演武用の形稽古だけをしている人ではほぼ不可能と断言できます。

 


合気道の当て身は気を出さない!

 

合気道には合気道独自の打撃技術があります。

合気道の打撃技は実戦云々だけじゃなく、合気道独自の体の動かし方に関しても非常に大切な技術の一つです。

その特徴は、気を出さない打撃です。

気を出さないというのは、気配を消すという意味です。

一般に知られている打撃では、まず目標を定め、その一点に気を集中します。

いわゆる殺気です。

つづいて、タメを作って、目標に向けて打撃します。

一方、合気道では、「目標を定めて気を集中する」ということをしません。

何故なら、気を出した時点で、相手はコチラの攻撃を認知してしまうからです。

ちなみに、打撃に気が入るのは接触した時点です。

井口師範は、当て身の稽古を僕に突けるときに、必ず「気を出すな!」と注意しました。

そんな稽古をやっている中、僕はあるとき、気を出さないためには、体の動かし方が重要であるということに気が付きました。

井口師範の「打とうとして打つのではなく、手が勝手に打っているのが正解」といわれる状況をつくるのは、意識の在り方だけではなく、体の動かし方が非常に関係があるということに気づきました。

しかも、この動きは投げ技などにも非常に関連性があり、ともて重要なものです。

そこで、皆さんも、「打とうとして打たない」打撃を研究してみてはどうでしょうか?

ヒントは心の在り方だけではなく、体の動かし方にあるという点です。


 

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【合気道の打撃技と手首取りの意義】

皆さん、お元気ですか、僕はメチャクチャ元気です。

さて、今日は火曜日の一般稽古を行いました。ところが会員が一人だけでした。

その会員は、剛柔流空手、中国拳法、キックボクシング、極真カラテと学んだ人で、見ての通り打撃系が非常に好きなのです。

今回は、一級の審査用というとこで、片手取りを中心に稽古をしましたが、動きがどうしても打撃系の動きになっちゃいます。

合気道にも当て身という打撃系技術がありますが、発想が全く違うので、彼も非常に混乱しています。

そこで、まず、彼の合気道独自の打撃系の技術を見直し、正しい動きを指導することにしました。

その後、審査内容の片手取りの技を説明しましたところ、動きがまるっきり違うように変化しました。

 


打撃系技術には心法

 

合気道の打撃系技術といえば、正面打ち、横面打ち、正面突きが代表的なものと思われています。

ところが、これらの技術には実は心法を入れないのが普通です。

心法というのはいわば合気道の心理学とでもいえるものです。

実は合気道にはこれとは別に、当て身の技術の秘伝があります。

当て身の技術の中心は物理学ですが、運用方法に心法、要するに心理学が使われ、動きが複雑になります。

当て身の物理的技法は、このブログの長い間の読者の方はご存知と思いますが、陽の技法や陰の技法と呼ばれる用法です。

一方、心法に関しては、文章で説明するのはかなり骨が折れるのですが、簡単に説明すると、心法というのは相手に読みにくくする動作法になります。

心理学というからには、単なる動作でないのはお分かりいただけるとは思いますが、体験をしていただかずにその点を説明が非常に難しいわけです。

このように心理学を使うための予備動作などの基礎的な意味のある動き方があるため、他の打撃系格闘技のような単純なためて打つということができないのです。

 


片手取りの技は精度を上げるため

 

合気道の心法による打撃技術の意味が分かると、片手取りの技が明らかに変わります。

何故なら、片手取りの技も、結局は物理的な技法に心法を加えた技術になるからです。

実際に、戦いになると、素早く移動する手の先端を捕らえるという技術より、相手に如何にダメージを与えるかという技術の方が優先されます。

また投げ技にしても、手首をつかんで投げるより、動きの小さな部分を掴んで投げた方が速い。

そう考えると片手取りなんて言う技はあまり実用的でないような気がします。

ところが、手首取りという接触時間が非常に長い攻撃方法においては、相手とのぶつかり具合、相手の導き、相手の動きなど観察するには、片手取りが非常に役に立ちます。

それが、手首取りの技の稽古の意義です。

 

 

 

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【痴漢冤罪を防ぐ】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャ元気です。

さて、前回は痴漢冤罪について記事を書き、痴漢とされてしまって逮捕された場合、殆ど冤罪となるという空恐ろしい事実があるという話をしました。

痴漢冤罪に遭わないためには、そういう犯罪を犯して示談金をせしめようとする女がいるというのを頭に入れておく必要があります。

そこで、痴漢冤罪を受けないために、対策を考えようと思います。

 


痴漢冤罪に遭わないために

 

 

痴漢冤罪に遭っているのは一人でいる男性です。

ですから、一人で公共の乗り物に乗るときは、見知らぬ女性の傍に行かないことが最も大切です。

痴漢冤罪は、立っている女性が立っている男性を痴漢として訴えるのが相場と決まっています。

もし自分が一人で電車の中でたつなら、予防として、出口のすぐ前で吊革をもっているのじゃなく、座っている乗客の前で両手を挙げて吊革につかまっておく方が無難と言えます。

また、通勤などのいつも同じ電車に乗る場合は、大抵の乗客もいつものメンバーで、自分の位置も大体決まっています。

ですから、通勤などでは、知らない人であっても、電車に乗った際に「お早うございます」と頭を下げておくだけで、冤罪にされる可能性は下がります。

 

 


もし逮捕されたら、DNA鑑定依頼!

 

冤罪を証明したとある男性の話があります。

その男性は、電車から降りたとき、突然の駅員に呼び止められ、「この女性があなたに痴漢に遭ったと言っている」といわれ、駅事務所まで連行されました。

そして、駅に警察官がやってきて、逮捕されそうになりました。

そこで、この男性は、次のように話しました。

「私は痴漢はやっていません。電車を降りた時点ですぐにここに連れて来られたので、手は洗っていません。

ですから、もし私の手に彼女の衣服にふれたのならの繊維の一部が手に付いているはずです。

それから彼女の私に触られたというなら、そこに私の皮膚細胞が付着しているかどうかDNA鑑定してください。

そうすれば、確実に私が犯人でないことが証明できます」

すると、偉そうにしていたその女性が、急に気まずそうな顔になりました。

さらに、追い打ちをかけるようにいいました。
「この女性の被害状況も調べて下さい。過去に何軒か、痴漢に遭って示談金を受け取っているはずです」

女性は急に、「勘違いだったかも」と言い出したのでした。

結局は思った通り、この女性は過去に示談金を何度か受け取っていて、虚偽である可能性がでてきました。

この男性はちゃんと鑑定をしてもらって、悠々と釈放されたということです。

この男性の対応は本当に素晴らしいと思います。

ただし、ある弁護士によれば、無理やり冤罪に警察が持ち込まないとも限らないので、警察での話合いは録音の許可を取ってスマホで録音して、裁判に使える準備も必要とのことです。

 

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【本当に恐ろしい痴漢冤罪】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、今回から少し趣向を変えて、護身術に焦点を当てていきたいと思います。

今回は、男性の護身ということで、巷で増えているらしい痴漢冤罪について書きたいと思います。

僕たち男性にとって、痴漢冤罪は非常に恐ろしいものがありますよね。

それは、やってないことの証明はほぼ不可能ですから、100%近い確率で犯罪者とされてしまいます。

特に、人生の中で、今まで1円すら盗んだことのないまったく犯罪に無関係な人間が、女性の一方的な訴えだけで、警察に不当に逮捕され、拘留され、その後、痴漢冤罪にされた人の人生は破局に向かいます。

今回は、痴漢冤罪は簡単に成立するという点について述べてみました。

 


女性の痴漢冤罪に持ち込むメリット

 

 

過去の痴漢冤罪事件を調べてみますと、痴漢冤罪に陥れる女性のパターンとして2つあります。

  1. 示談金目当て
  2. 仕返し

示談金は金額の差がありますが、20万円~50万円が多く、民事で認められているのは、10万円~80万円です。

この金額は、相手を痴漢冤罪に陥れるのに十分な理由になるでしょう。

もう一つは電車の中などでマナー違反を注意されたことにムカついた仕返しです。

この場合、相手が駅に降りた時点で、警察に電話して、痴漢だと申告すれば、相手の人生を奈落の底に陥れることができます。

しかも、警察は過去のその女性の申告を調べることがありませんから、何度、冤罪を行っても、女性が犯罪者とされません。

万が一、「この前もありましたね」と警察官に言われたら、涙ながらに昔から何度も狙われると訴えればいいだけです。

なお、女性が犯罪とされることがないという点は、どのサイトかも忘れましたが、痴漢冤罪を勧める記事に書かれていたので、事実の確認は取れていません。

多分、潜在的に痴漢冤罪に巻き込まれた人はかなり多いと思われます。

 

 


男は泣き寝入りするしかない

 

もっとも恐ろしいのは、やっていなくても、痴漢されたと自己申告するだけで、犯罪として成立する点です。

そして、警察側は、罪をみとめて、示談を奨めます。

それは、痴漢と申告されたら、やっていない決定的証拠を出さなければ、法廷では勝つことができないからです。

一方、示談が成立すれば、略式起訴を回避することができ、不起訴に持ち込める可能性が高くなるので、罰金額を支払うこともなく、前科もつきません。

日本では痴漢は罪を認めなければ、強制的に前科者となるシステムになっているのです。

 


人を見たら泥棒と思え

 

ですから、人を見たら泥棒と思えという格言があるように男性は、

見知らぬ女性をみたら痴漢冤罪されると思え!

ということを肝に銘じておく必要があります。

 


 

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【情報の遮断】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

護身術でもいえることですが、合気道で何よりも大切なことは、これから自分が行おうとすること、感情の変化などの自分の情報を相手に知らせないこと、即ち「情報の遮断」です。

相手がこちらが何をするか全く見当がつかないから、技が効くわけです。

特に護身術では、この情報遮断を上手く利用すると、ティシュペーパー一枚でも、護身に使えるアイテムに変わります。

ですから、合気道修行者だけでなく、護身を学ぶ人は僕は情報の遮断を稽古するべきだと思っています。

 


情報遮断されるとプロでも難しい

 

 

当会には、総合格闘技の元プロ選手をしていた人がいます。

この人は、子どものころから柔道をし、その後、極真空手、そしてメキシコでの総合格闘技と進んで行った人です。

そのため、様々な格闘技に関して精通しています。

実は、この百戦錬磨の元プロ格闘家は、形稽古の際、当会の二段の女性会員と行うのが非常に苦手です。

というのは、この女性会員は攻撃の際に、ワザと情報の遮断をしている訳じゃないのだけれど、何故か無意識で情報遮断をやってしまうのからなのです。

このことからもわかると思いますが、格闘のプロですら、攻撃の際は「攻撃の意図」を出してから攻撃しているということが分かります。

ですから、情報遮断というのは、合気道独自かもしれません。

 


形稽古は情報遮断の稽古

 

 

形稽古の基本は、受けと取りを決めて行い、決められた攻撃パターンで攻撃し、決められた技をかけるというものです。

合気道は基本的には形稽古だけを行います。

ちなみに、合気道の方稽古での受けとは、技をかけられる側です。

合気道では、例えば正面打ち四方投げというように、受けの人が取りの人に何らかの攻撃パターンの内の決められた一つのパターンを仕掛け、それを取りの人がこれまた決められた技をかけます。

さらに基本的ルールとして、受けの人は取りに対して情報を遮断せずに決められた攻撃パターンをすることも大切です。

というのは、一般的な武道や格闘技のおける通常の攻撃では、ターゲットに向けて攻撃するというこころが起こった時点で、気が出てまいす。

多くの武道・格闘技では、その気を判断して、次の動作が行われるわけです。

このよう形においては、基本は相手の気を読む稽古も含まれているわけです。

よって、形稽古においては、取りは情報遮断を行うが、受けは情報遮断を行わず、攻撃時に気を出して、取りが気を読めるようにするというのが大切になります。

ですから、受けは、殺気を出すつもりぐらいで攻撃をした方が取りの稽古になります。

ただし打撃系の稽古では、安全のため、受けは寸止めは最低限のマナーであることは言うまでもありません。


 

 

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【自然な動きを実現する目と体】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

合気道の限らず、人はギクシャクしていない、滑らかな動きを見ると自然な美しい動きと感じるようにできています。

ですから、合気道でいう自然な動きというのは、そういった意味での自然さを追求する動きということになります。

そして、前回は、自然な動きを実現するということで、3つの条件を説明しました。

  1. 相手にこちらの動きが読まれない(情報遮断)
  2. 一々動作するたびにタメをつくらない最低限の動きを実現
  3. 相手の動作に合わせて動く

今回は、もう少し具体的にその条件の作り方を説明したいと思います。

 


自然な動きを実現する目

 

例えば、達人を相手に正面打ちなど攻撃する際、達人がまるで虚像といっていいのだろうか、全く人間を相手に相対していない感じがします。

また、合気道の達人は、打撃技を繰り出す時も、どこを狙うのか全くわからないのです。

ですから、パンチで攻撃する場合なら、打撃前の本の瞬間、目標に吸い込まれるようにパンチが現れます。

合気道が武道である以上、どうしても相手というものを想定する必要がありますが、自然な動作をするには、本の少しでも予めどの様に動くかという情報を出す動作すら邪魔なわけです。

達人の場合は、心を静かにして、明鏡止水の境地で、客観的にただ目に映る像全体を認識して、目から一切の情報がでません。

しかし、我々凡人は、明鏡止水の境地にはなかなか至れませんから、達人のそういった目の特徴をまねする必要があります。

 


自然な動きを実現する動作

 

自然な動きを実現するには、身体が一つにならないといけません。

そのためのには、姿勢が非常に大切になってきます。

一人で動くときは達人の姿勢は、天から地に貫く柱が、頭の天辺(泥丸)から体を貫いているかのように、軸がしっかりとできています。

そのため、足先から頭の天辺まで一つになり、足で加速すればそのまま、体が同時に足に運ばれるというように、一切の遅れがありません。

それには、西洋式のよい姿勢とは違う姿勢を取っています。

西洋式の良い姿勢は、体をバネに使えるよう柔軟でS字カーブをした姿勢を良いとします。

バネを使うということは、伸縮の時間差が出るということも覚えておく必要があります。

ですから、我々凡人も、バネを使わない達人の動きをまねすることで、見た目より自然な動きが実現します。

このように、自然な動きを実現するというのは、かなり不自然な身体の使い方に慣れる必要があるのです。

 

 

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【自然な動きを実現する】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャ元気です。

さて、合気道の達人の動きを見ると、非常綺麗で動きに無駄がなく、とても自然に見えます。

今日はその自然な動きを実現している達人の動きにスポットライトを当ててみようというのが今回の主旨です。

 


合気道の自然な動きとは

 

師匠は「合気道は自然でなければならない」とおっしゃいました。

また、
「『ああしよう、こうしよう』思ってやるのでなく、相手の動きに合わせて動き、相手の虚にサッと入り込み、あれよあれよという間に何がなんやらわからないまま倒されている。それが合気道や」
とも言われました。

ちなみに、二代目吉祥丸道主の著書、講談社スポーツシリーズ合気道の合気投げのところに合気投げについて書かれたところを抜粋してみましょう。

「呼吸力が充実し、合気の気構え、体構えがそなわってくれば、相手は、自分の体にふれただけで合気され、相手を制することができるという、技の極致を合気投げという。修行者は私どもも含め、この理想の極致を目標に修業する」

この文章から、井口師範の自然な動きというのは、合気道の理想の境地である合気投げを示したものと思われます。

それでは私たちのような達人になれない才能がない者にとっては、不可能ということになってしまいます。

それだと、話が終わってしまいますが、合気投げの境地にいかなくても、私たちにできる自然な動きを実現するためにはどうしたらいいかという話をしたいと思います。

 


自然な動きは実はかなり不自然

 

自然な動きというのは、相手の動作に合わせて、適切に時期に適切に相手の虚の中に入っていく動作でき、そして相手が訳がわからない内に相手を制し、相手にとっても自分にとっても非常に自然に感じる動きということです。

その実現のためには最低限次のことができないといけません。

  1. 相手にこちらの動きが読まれない(情報遮断)
  2. 一々動作するたびにタメをつくらない最低限の動きを実現
  3. 相手の動作に合わせて動く

1に関しては、目の使い方が重要で、2に関してはタメを作らずに入る体技が必要です。例えば、当会の技術で言えばの三角とか、傾斜歩行などのタメを作らず入っていく技術です。3については観察眼と、動じないという平常心が必要になります。

そういった要素を考え、日々の技の稽古に励まないと、ただ数をこなしていたらできるというモノではありません。

 

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【最小限度の動き】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャ元気です。

さて、合気道の技を行う上で、大切なのは最小限度の動きです。

では最小限度の動きとはどんなものか?

上級者が演武をした場合、動きが非常に自然に見えますが、これは最小限度の動きをしているためです。

例えば、肘をまったく伸縮せず、一定の角度で動いているように見えます。果たしてどうなんでしょうか?

 


上級者は肘を伸縮をしない?

 

合気道の初心者の人の技では、肘の伸縮の動きが非常に顕著に現れます。

一方、上級者の動きをよくよく見るとあたかも肘の伸縮がまったくないように見えます。

そして、上級者当人にその点を聞いても、肘は一定にして、円相を取っているのだと答えが返ってきます。

しかし、映像などでよくよく観察してみますと、上級者は、技において、やはり肘の伸縮を行っているのが分かります。

実際、解剖学的に見ても、肘の伸縮が全くない状態で、自由に動くことは難しいし、非常に不便でもあるから、不自然に固定されるということは無いわけです。

 


上級者と初心者の違い

 

では、どこに違いがあるでしょうか?

実は、初心者の場合は、技を行うにあたって腕に力を無駄に入れて伸縮しており、また肘の伸縮にも必ずタメを作って行っています。

一方、それに比べ、上級者の技にはタメもなく、無駄な肘の伸縮もなく、さらに言えば伸縮する意識すらありません。

自然にそうするのが一番だからそうするというような感じで、相手と接点ができた時点で、折れない腕を形成しているというような感じになっています。

要するに無駄な動作がないため、一見すると、肘の伸縮が全くないように見えるのです。

そのため、上級者の演武はあたかも自然に行っているように見えます。

相手の攻撃がきたところに、サッと受けの手が突然現れ、相手の攻撃した手を吸収するかのように見えるわけです。

上級者が行う合気道の自然な動きというのは、動作に一々タメが無く、無駄の完全に省かれた動作がなされたときに出来上がります。

これが、あらゆる実戦の場でできれば、まさしく達人です。

井口師範は、刃物を持った十数人の暴力団員との闘いで、あれよあれよという間に全員をたたんでしまいました。

また、大相撲の和歌山場所があったとき、一人の幕内力士が飲み屋で大暴れし、何人もの柔道高段者の警官が弾き飛ばされた中、現場にかけつけるやいなやその力士を三教という技で交番まで連行しました。

ですから、まずは、才能のない僕たちは、このような境地を目指して、さらなる努力が必要というのはいうまでもありません。

次回は、自然な動きを実現するためはどうするかについて書いていきたいと思います。

 

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【強い力を出すのは足】

皆さん、お元気ですか? 僕はかなり元気です。

前回までは、意識の三角という非常に抽象的なことについてお話ししましたが、今回はそれとはまったく対象になるもっと物理的な「足の三角」について話したいと思います。

 


腕力の勝る相手には脚力を使う

合気道初心者の人の場合、相手と力勝負になったとき、どうしても腕力に頼ってしまいます。

ですが、相手の力が自分より勝るときは、腕力の真っ向勝負による腕の曲げ伸ばしで相手に打ち勝とうとしても、無駄です。

合気道の場合、地面に力を借ります。要するに足を使います。

そういうと「なるほど!」と思われた読者の方もいらっしゃると思いますが、実は地面の力を借りるというのはそう単純なものではないのです。

それに、足を使おうと思った時点で相手に悟られ、動きが読まれます。

 


足の三角

 

そこで、合気道では、足で支える力を前方方向に変換することで、地面の力を借ります。

これを当会では足の三角と呼んでいます。

井口師範はときどき、自分の袴をめくって、「曰く、ちゃんと三角になっているやろ?」と言いました。

当初は何のことか分かりませんでしたが、これは、足をレの字立ちにして、それが「足の三角」というものです。

これは後ろ足の内側の親指側、踵側の2点と、前足の先の1点が三角形を作っているだろうというものです。

実はこれには秘伝があり、後ろ足の内側の親指側1点、踵側の1点と、前足の先の1点ではなく、ここでは言いませんが、とある1点を使うと、地面の力を十分に借りられるというものです。

読者の方は、壁を押すなどして、地面の力を借りて、前方に押す力がどう増えるかを研究してみてください。

答えを言うのは簡単ですが、僕も自分で発見し、井口師範に確認したところ「そうや!」と言っていただきました。

 

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【人間を動かす意識の三角】

皆さん、お元気ですか? 僕はかなり元気です。

実は今回で、1000文字(800字以上~1200字未満)連続投稿200回達成記念です。

200日連続投稿というのは本当に苦しかったのですが、何とか達成することができました。

これも一重に読者の皆さんがブログ村へのクリックをしてくださり、ランキングをアップして下さったお陰です。

もうやめようかと思ったときに、合気道部門でランキング1位になったりとして、唯一それだけが心の支えとなり、達成することができました。

今では、合気道部門の一つ上の格闘技部門で2位まで来ることができ、本当に皆さんのご協力に感謝いたします。

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前回は、意識の三角と合わせの関係を説明しましたが、人は何か行動する際に必ずこの意識の三角という状況ができて行動をします。

合気道の心法というのは相手の意識を動かす心理なわけですから、そういった知識があると別の視点から技をみることができますので、非常に大切です。

そこで、今回はもう少し意識の三角について話したいと思います。

 


自動回路と意識の三角

 

もうお気づきかと思いますが、意識の三角は、攻撃をする意図を持った時に発動するものではありません。

人が何かする際に必ず出来るもので、意識の三角ができると、頭に自動回路が発生し、無意識に目標に到達するまで、その意識の三角は解除できないものです。

この自動回路が発生中は、他の動きができなるなるという欠点があるので非常に厄介なものだと読者の皆さんもお考えになっているのではないでしょうか?

ところが、合気道では、この意識の三角を十分に理解することで、この自動回路と付き合うことを考えます。

 


目標達成には意識の三角

意識の三角は、目標に意識がロックされたときに発生するという話はしましたが、この目標をきっちりと定めることが必要です。

人は日常の生活でも、実はこれをやっています。

例えば、赤信号で横断歩道の端で待っている人を観察すると非常に面白いです。

青信号になったとき、一斉に立ち止まっている人が、歩き出す前に前にあるこうという意識を漏らす瞬間があります。

観察眼のある人は、注意してみるとなるほどと納得するはずです。

このような些細な日常の動作にも意識の三角が形成されています。

ところが、一度歩きだすと、もうその三角は消滅します。

このように、歩くというもう出来上がった動作では、意識の三角は起動するだけに使われます。

何か大きな新しい目標を持って動くときは、目標を一つに定める必要があります。

ですから、普通の人は多くを求め、出来る人ほど一点集中を選択します。人間にはこの意識の三角を一度にたくさん出すことはできないのです。

 

 

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