皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
護身術でもいえることですが、合気道で何よりも大切なことは、これから自分が行おうとすること、感情の変化などの自分の情報を相手に知らせないこと、即ち「情報の遮断」です。
相手がこちらが何をするか全く見当がつかないから、技が効くわけです。
特に護身術では、この情報遮断を上手く利用すると、ティシュペーパー一枚でも、護身に使えるアイテムに変わります。
ですから、合気道修行者だけでなく、護身を学ぶ人は僕は情報の遮断を稽古するべきだと思っています。
情報遮断されるとプロでも難しい
当会には、総合格闘技の元プロ選手をしていた人がいます。
この人は、子どものころから柔道をし、その後、極真空手、そしてメキシコでの総合格闘技と進んで行った人です。
そのため、様々な格闘技に関して精通しています。
実は、この百戦錬磨の元プロ格闘家は、形稽古の際、当会の二段の女性会員と行うのが非常に苦手です。
というのは、この女性会員は攻撃の際に、ワザと情報の遮断をしている訳じゃないのだけれど、何故か無意識で情報遮断をやってしまうのからなのです。
このことからもわかると思いますが、格闘のプロですら、攻撃の際は「攻撃の意図」を出してから攻撃しているということが分かります。
ですから、情報遮断というのは、合気道独自かもしれません。
形稽古は情報遮断の稽古
形稽古の基本は、受けと取りを決めて行い、決められた攻撃パターンで攻撃し、決められた技をかけるというものです。
合気道は基本的には形稽古だけを行います。
ちなみに、合気道の方稽古での受けとは、技をかけられる側です。
合気道では、例えば正面打ち四方投げというように、受けの人が取りの人に何らかの攻撃パターンの内の決められた一つのパターンを仕掛け、それを取りの人がこれまた決められた技をかけます。
さらに基本的ルールとして、受けの人は取りに対して情報を遮断せずに決められた攻撃パターンをすることも大切です。
というのは、一般的な武道や格闘技のおける通常の攻撃では、ターゲットに向けて攻撃するというこころが起こった時点で、気が出てまいす。
多くの武道・格闘技では、その気を判断して、次の動作が行われるわけです。
このよう形においては、基本は相手の気を読む稽古も含まれているわけです。
よって、形稽古においては、取りは情報遮断を行うが、受けは情報遮断を行わず、攻撃時に気を出して、取りが気を読めるようにするというのが大切になります。
ですから、受けは、殺気を出すつもりぐらいで攻撃をした方が取りの稽古になります。
ただし打撃系の稽古では、安全のため、受けは寸止めは最低限のマナーであることは言うまでもありません。
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