皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、合気道は見取り稽古といって、師匠や師範が行った技を見て、その通り形を行うように稽古をするのが普通です。
ところが、前々回、前回のブログで述べたように、人は脳にない知識は認識できません。
言い方をかえると、知らない知識は目に入っていても見えないという事実があるということです。
この事実はとくに見取り稽古をお叶っている合気道を学ぶのにかなり問題あります。
今回は、もう少し具体的に気を学ぶ場合について述べたいと思います。
治療の気と合気道の気
当会にはに、理学療法士で気を扱える会員が一人います。
彼の気のを体験した話をしたいと思います。
僕の職場ではクーラーが非常に強くかなり身体が冷えます。それで、体を冷やし過ぎて、お腹の調子が悪くなっていたのです。
丁度、その日、彼の個人指導を行うことになっていました。
その指導の際、何の話で治療に話しになったのか分からないのですが、治療の気の話になり、彼に試しに気の治療をしてもらうことになりました。
彼は、僕の体を触るなり、「かなり消化器系が弱ってますね」といって、気をお腹に送ってくれたのですが、その時間多分1分ぐらいだったと思いますが、彼の暖かい気がお腹に入ってくると、急にお腹の重みが消えました。
ところが、彼は、いざ合気道の技となると、思うようにいきません。
彼の得意の気を使おうように誘導をしても、合気道の気にはすぐに応用するという状況にはなりませんでした。
このように気を使うといっても、治療と合気道では違うわけです。
どう抽象度の上げ下げをするか?!
武道と治療が両方できる中国拳法マスターは、武芸も気功もどちらも同じ気だといいます。
ところが、気功の達人が武道ができるとは限らないというのが中国の現状であるそうです。
気功も武芸もどちらも同じだと主張する拳法家は、どちらも別々のルートでそれぞれを習得しています。
この事実から、気は抽象度が高いと言えるます。
ですから、気をカテゴリーに分けて、治療の気と武芸の気というように分類して考えることで、抽象度を下げます。
ところが、中国拳法=合気道とはとても言えませんので、これもカテゴリーに分ける必要がでてきます。
更に、井口師範から教わった合気道の技術に関しても、僕の研究では気の特性から4つのカテゴリーに分けることができます。
それが、物理学的技術、生理学的技術、心理学的技術、そして超心理学的技術です。
当会では、超心理学的技術に関しては科学的検証も難しく、再現性の問題もあり扱っておりませんし、僕自身あまりにも不十分なので、当会では3つのカテゴリーで指導しております。
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