皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
今回は、潜在学習ということについてお話したいと思います。
潜在学習というのは、人は学習しようと考えなくても、気づかないうちに、無意識で視覚情報から学ぶことが行われます。
こういうと、合気道だけでなく日本の武道は、『この潜在学習という脳の機能を使って習得するようになっているんだなぁ』と納得される読者も多いと思います。
合気道だけでなく日本の武道をしている人は特にこの潜在学習についての知識が非常に大切に思いますので今回はこれについて書きたいと思います。
潜在学習とは
人は学習しようという意図がなくても、常に目に入る情報から学習しています。そして、それがあるときに形になったとき、何故かわからないけれどできるとか、知らぬ間に出来るようになった技術として私たちの目の前に現れます。
そして、人に説明を求められたとき、「何故だか説明できないが、必然的にそうである」としか言えないが、そうである確信がでます。
例えば、車で同じ道を長い間ずっと毎日走る続けていると、この速度で走っていると、次の信号には絶対にかからないとか、この信号にかかると、この速度で走ると次はどこの信号にかかるというのがわかったりします。
また、合気道なら、こう動くと技が効くとかいうものや、打撃系武道なら、このように打撃をすると何故か効果があるというのもそうです。
このように知らぬ間に人間は視覚情報を無意識で分析していて、ある時にそれが理解という形で現れるわけです。
それは、スポーツやゲーム、学習、ビジネスなどあらゆる分野でも、「勘」としか言いようのない独特の感覚が現れますが、人が視覚情報と行動のタイミングなどで、知らず知らずの内に学習しているためです。このような無意識の学習を潜在学習といいます。
効率的な潜在学習
確かに、私たちは常日頃から潜在学習を行っています。
しかし、物事を学ぶ際に、ある人は非常に速く習得するかと思えば、他の人は、人よりもかなり習得が遅いということをよく経験します。
これを単なる才能の違いとすると、それで話しは終わってしまいますが、よくよく観察すると、上達が早い人は、知識があったり、以前に似通ったことをしていたり、或いは誰よりも問題意識が強かったりとする場合が多いです。
すると、潜在学習をするにも、その人の知識や意識状態が非常に大切であるということがわかります。
それは、問題意識をより深く持ち、常に自分に課題を持っている人の方が上達が早いということです。
そのためには、常に何らか問題意識を強く持って、映像をみたり、本を読んだりと、様々な角度から自分の意識の方向性を強く決めておく必要があります。
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