皆さん、お元気ですか? 僕は相変わらずメチャクチャ元気です。
さて、またまたNLPと武道の関係に戻りたいと思います。今日は「チャンクアップ、チャンクダウン」です。
チャンクアップ・チャンクダウン
NLPでは、言葉において抽象度が上がることをチャンクアップ、抽象度を下げること、要するに具体的にいうことをチャンクダウンといいます。
例えば、犬のチャンクアップが動物ですね。人もチャンクアップすれば動物です。
ですから、動物で一般論を話すと、人間も含まれるわけですが、人間のことについて話すのに、チャンクアップして、人間は動物だから、動物はということで話すと、意味がかなりぼやけます。
どんどんどんどんとチャンクアップすると、宇宙に存在するものということになります。そうなると、原子も宇宙に存在するものとなり、日本人について話をするのに、宇宙に存在するすべてのものとして話をすると、意味が分からなくなります。
抽象度が髙い言葉が通用するのは、お互いの知識が共有化されている場合は通じますが、共有化されていない人にそれを言っても分かりません。
ところが日本人は、島国であり、農耕民族であるため、いつもの村の仲間たちといつものように仕事をしているのが普通だったので、互いに共有されている知識というのがかなりあります。
そのため、指示語だけで話をしたり、主語を抜いた話をすることがしばしばあります。
そして、最悪が、実は分かってなかったりすることをさも分かったように話してしまうこともあるのです。
僕は人に時々ホームページの作成を頼まれることがありますが、一番困るのが、「いい感じのホームページを作ってほしい」というものです。
いい感じって人それぞれちがうから、かなり混乱します。それで具体的に聞くと、実は本人も分かってなかったりします。
これが日本人の悪いところです。
「気」ではチャンクが高すぎる
武道で抽象度を考えると、一番やっかいと思うのが、やはり「気」ではないでしょうか?
「気」というと殆どの日本人は分かったような気になって納得します。
例えば、合気道では、「気をちゃんと出せば技が掛かる」というと生徒たちはそうかと納得します。
ところが、先生に「気って何ですか?」と聞くと、「気は気だ」と怒られるか、意味の不明な話を始めるのが落ちです。
ですから、中々「気」ということについて教えてくれる人はいません。
ところが、僕は師匠の気の技を見ていると、気というのはチャンクが高いだけで、様々な具体的な方法があることに気づきました。
それで、気のいろいろな側面をとらえて、物理学、生理学、心理学などに分けて研究をしてました。
すると、師匠の技は、科学的にとらえても十分に納得できるものであるということが分かりました。
ですから、読者の皆さんも、チャンクが高いと思ったら、チャンクダウンし、より具体的なことを考えるとよいと思います。
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