みなさん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、今回は合気道の打撃技である当て身の運動エネルギーを起こし、それを如何に打撃に乗せるかちう技術について述べたいと思います。
合気道の打撃の基本は3つ
合気道の打撃の基本は次の3つです。
- 陽の打法
- 陰の打法
- 核の気の打法
この3つの打法は、相反する動きのため、同時には使えませんが、陽の打法で当て、当たった瞬間に陰の打法に切り換え打撃力を2倍にするという
ように連続で使用することができます。
陽の打法
陽の打法は、まず身体に運動エネルギーを作り出し、それを打撃に伝えるの方法です。
身体の運動の起こし方は、正面への移動、回転運動、落下運動、頭部の重みの伝達の4つがあります。
基本としては正面への移動です。
先ず体を正面向けて加速し、加速が十分乗ってから打撃を行います。
陰の打法
陰の打法は、作用反作用の法則を使うことで、打撃に運動エネルギーを急速に乗せる方法です。
中学の理科の力学の章で、作用反作用の法則を学んだときに、スケートリンクでA君とB君が向かい合わせに立っていて、A君がB君をおしたら、A君とB君がともに動いて互いに離れていくというのを学んだ人がいると思います。
この相手を押すと自分は相手と反対の方向に移動するときエネルギーが生じるという原理を使うのが陰の打法です。
具体的には、この打法では、重心を後ろに移動させながら、自分の手を前にだすことで、自分の手と重心が反対に移動することで、相手に打ちだす運動エネルギーを増強します。
ただ、強力な打法に変えるには非常にタイミングが難しく、かなりの稽古が必要です。
核の気の打法
この打法は、非常に説明が困難で、体の深部にある液体的な重みを手に伝える技術として学びました。
しかし、習得してやってみると、イメージ的には次のようなことになります。
ドアに斜めに衝立をして、それを上から抑えていると、強い力でドアが開かれそうになりました。
すると衝立を上から押している力が跳ねのけられ、ドアの移動で衝立が上に上がろうとしたので、衝立を無理やり上からたたき込むみました。
すると、ドアがぴしゃりとしまりました。
という感じになります。
当然、上からたたき込んだ手が運動エネルギーで、衝立が人の手であり、打撃部で、ドアが相手ということになります。
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