【合気道護身術という専門店への道】

みなさん!
こんにちは! お元気ですか?  今日も僕はメチャメチャ元気です!

前回は、現状の合気道は性悪説に基づいて人を傷つけるような悪い技は教えないという風潮があるという話しをしました。僕が現在合気道の技を教えながら護身術道場としているのは、「危険といって教えない方が危険」と思う点と、性善説の方が自分に合っていると思う点の2つが、その理由です。

実は、多くの人に、護身術というより、「合気道」というブランド名でやった方が絶対に人が集まるとよく言われます。でも、僕にはこだわりがあります。

確かに「世界平和を謳うのに相手を痛めつける技術は良くない」とするのは思想的には素晴らしいのでしょう。でも、そういった思想では、現実と乖離しすぎて、護身という点でかなり難しいと僕は考えます。

そして、ストリートファイト(路上での喧嘩)最強といわれるジークンドーという武道を僕は経験することでますます当て身は必要との考えが強くなりました。また、SNSで他の合気道をしている人と話をすることで、多くの合気道の道場は護身という現実的な問題からかなり乖離しているように感じました。

例えば、護身というと、「相手に手を持たれたらどのように外すか」ということをよく合気道する人はいいます。ところが、それだけでは相手を刺激して余計酷い目に遭うということもあります。

僕自身が経験したことなんですが、僕の父は警察官で、逮捕術とか知っていたので僕に手の外し方を教えてくれていました。あれは、小学3年生のときですが、6年生のガキ大将が、僕を虐めるために手首をつかみました。

僕はそれを肘を相手側に向けてテコの原理を使て外して逃げようとしました。ところが、相手は6年生、とても3年の僕は逃げ切れるはずがありませんせんでした。なので簡単に捕まりボコボコに殴られました。

要するに、頭で考えると、「手を取られたら、外せばいいだけ」と考えるかもしれませんが、その後にどう逃げるかを教えないと余計酷い目に遭うということです。このように「こう来たらこう対処する」的な頭で考えた動きでは対処できないことが多いということです。

やはり護身を考えたとき、安全を確保できるまでどうするかを考える必要があります。そのためには相手に攻撃も辞さないという覚悟も技も必要です。

現在、当て身などを肯定する合気道は古い合気道、世界平和を主張し多くのニーズにこたえる新しい合気道と二つの潮流があるそうで、今は新しい合気道の方が優勢で世界中に広がりを見せていますが、古い合気道は徐々に消えつつある状況だと聞きます。

私は古い合気道を教えていただいたので、当て身技(打撃技)は絶対に必要と思っていますし、前回いったように、性善説に基づいています。そのため、新しい合気道を推進する本部に所属して合気道する気にはなりませんでした。

確かに、現在の合気道は、運動不足解消、見せるための演武、武道、護身術、健康維持、ダイエット対策と様々のニーズに応えているので、どんどんと世界中に発展しています。

しかし、現実問題として、小売店を考えたとき、専門店が立ち並ぶ百貨店の中ならともかく、小さな店舗で多くのニーズに応えるということは、それだけ特定した分野の稽古の濃度も薄くなります。確かに、コンビニのように何でもそろっているのはライトユーザには非常に都合がいいですが、もっと専門的なものが必要な人では対応しきれません。

ですから、僕は、特定の分野を目指すのであれば、専門的な分野を教えるところがあってもいいじゃないかと思っているわけです。要するに、何でもあるコンビニとと専門店の違いを大きく打ち出していこうということで、当会は護身専門店という方向性で進んでいます。

そして、前回お話しした性善説・性悪説のうち、空手や拳法や剣道のと同じように性善説でいこうと思っています。人間は本来素晴らしいものを持っているという方向性で、活人合気道で進んでいくつもりです。

次回は護身に使える横面打ちの技術について基本を述べていきたいと思います。

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