【プロセス5:心理学的技術】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、今回はプロセス5で使う心理学的技術について説明します。

既に初期段階で心理学的技術については説明していますが、接触した時点、要するに形稽古の第5プロセスで使う心理学的技術は大まかに分けると、次の3つに分類できます。

  1. 情報の遮断
  2. 相手の意識の誘導
  3. 自分の意識を変える

これらについて説明していきます。


情報の遮断

情報の遮断というのは、自分の意思が相手に読まれないことです。これには、眼法と身法があり、相手にとって動きがよりわからなくする方法です。

眼法は、初期のプロセスの項で書いたように、「人形の目」を使います。

また、身法では、肩の筋肉である三角筋をできるだけ使わないようにして体全体を使うのです。

もっと、正確にいうと、三角筋を相手の力と拮抗しないということで、使わないのではないのですが、三角筋を使わないという意識を持つことが大切なのです。

 


相手の意識の誘導

 

情報遮断することで、相手はより情報を得ようとしてしまい、その結果、視野の中の中心視野で見ようとしてしまいます。

中心視野では、静止したものをより細かく観察するという特徴があり、一見静止したように見えるものをより観察しようとしてしまう傾向があり、そのために、足を止めてでも観察してしまいます。

この中心視野で見させるように導くのが心理的技法の一つでまあします。

そのためには、目が動きを感知したとき周辺視野の機能が活性化する特性を出さないための技術が必要になるわけです。

そこで合気道では相対するときは動的なフットワークを使わず、静止した状態で、動きの始動もいつ始めたかわからないような動きをします。

これが相手の意識誘導基本で、その応用技術もありますが、これは言葉で説明しても、中々納得してもらえるものではないので今回は説明しません。

 


自分の意識を変える

 

自分の意識を変えるという点ですが、人はどうしても何か動作を起こそうと思うと、兆を出してしまいます。

この兆しがでると、相手にすぐに反応させるので、これを抑える必要があります。

そのためには、目的とする動作と自分の意図を分離する必要があります。

例えば相手にパンチを当てようとすると、相手の目標とするところに自分の気が行きます。

これだと、パンチが来る前に相手に分かってしまうので、自分自身をだましてパンチを当てることから意識をずらします。。

そのため、丹田を使ったりします。丹田といっても上丹田、中丹田、下丹田と3種ありますが、それぞれの使い方があります。

要するに、意図と違うところを意識することで、相手に意図を伝えにくくするというのが自分の意識を変えるという点の要になります。

 


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