【知っているからこそ認識できる】

 

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、今回も情報という点で話を進めていきたいと思います。


NLP心理学の前提15番目と開祖のお言葉

 

さて、NLP心理学について以前のブログに書きましたが、僕が習っているNLP心理学には15の前提があります。

以前にも書きましたが、その中で15番目の前提「人は自分の世界の経験を前提にして今起こっていることを理解する」が合気道では非常に大切な前提にもなっています。

合気道開祖・植芝盛平翁先生がおっしゃった有名なお言葉に次のものがあります。

* * * *

相手の目を見てはいけない、目に心を吸収されてしまう。
相手の剣を見てはいけない、剣に気が把われてしまう。
相手を見てはいけない、相手の気を吸収してしまうからだ。
真の武とは相手の全貌を吸収してしまう引力の練磨である。
だから私はこのまま立っとればいいんじゃ。

* * * *

開祖のお言葉をそのまま真に受けると、「相手を見ずにどうして技を掛けるのか?」「目をつぶっておくことなのか?」など考えてしまいます。

一方、井口師範の秘伝の目付(眼の使い方)を知っている人なら、なるほどと思えるのではないでしょうか?

このように、言葉を一つにしても、認識が人ぞれぞれ違います。


井口師範のお言葉

 

井口師範の目の秘伝についてはあまり詳細はお話しできませんが、井口師範は「眼で見るんと違う、(眼で)感じるんや」とおっしゃいました。

翁先生のお言葉と井口師範のお言葉と考え合わせれば、前半部分のお話しは、目をつぶることではなく、見ることに関する極意であることは分かると思います。

さらに、「真の武とは相手の全貌を吸収してしまう引力の練磨である」という点に関しては、少し前にこのブログで書きましたが、合気道は受身の武道ではなく、相手を受け入れる武道といったことを思い起こしていただきたい。

相手を受け入れるというのは、こちらが相手に対して「ああしよう。こうしよう」と考えるのではなく、自分の主張は全部おいておいて、相手が何をしたいのかを見極めることにあり、「You first」であるとお話ししました。

最後に、翁先生がいわれる「このまま立っとればいいんじゃ」というのは、相手が行動を起こし、その気が差すまでの間であるというのことです。

そのまま何もせず突っ立っておれば、殴ろうとしている相手にノックアウトされてしまいます。

このように、井口師範から秘伝を聞いているものにとっては、翁先生のお言葉は「なるほど」と腑に落ちる言葉ですが、秘伝を知らない人にとっては理解ができない言葉だと思います

秘伝を知る事が如何に大切かが分かるのではないでしょうか?


 

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