皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、今回はNLPのリフレーミングを武道に応用することについてお話ししたいと思います。
フレーム
武道では、技の稽古として、同じ動作を繰り返して、技の練度を上げていくことをします。
要するに、技のパターンかを行い、無意識レベルでそのパターンを呼び出せる状況にするわけです。
日常のことを例にとると、例えば自転車というのがあるが、小さいころ自転車に乗れるようななるのにかなり練習をしたと思います。
しかし、自転車に乗るのに慣れてしまえば、考え事をしながら街を自転車で運転しているようになります。これがパターン化です。
このように動きの練度を上げ、パターン化してしまえばいつでも好きな時にその技術が使えるようになるのは誰でもわかっていることだと思います。
ところが、パターンとなったものには限界があります。
例えば、同じ二輪車でも、エンジンのついたバイクに乗る場合、自転車と違ったパターンが必要です。
いくら自転車に乗れるからと言って、初めてのエンジンのつたいバイクにのるのは誰でも難しいものです。
当たり前のことと思われるかもしれないが、パターン化されたものには限界があり、それをNLPではフレームと呼びます。
何度も本ブログで例に出しているルピンの壺がありますが、あれも一つのパターンに嵌ると、もう一つのものが見えなくなる例なのでよくよく覚えておいていただきたいと思います。
要するに人と壺を同時に認知できないというのがフレームだということです。
リフレーミング
武道では、様々な技術を何度も繰り返してパターン化しますが、そのパターン化されたものに問題があれば、それを修正することはよく行います。
しかし、そのパターン化されたものの自体は効率的に変更しても、フレームにフォーカスして修正するということはあまり行われないように思います。
それは、武道の技術を動作として見ていて、心理的な要素を考えないからです。
ところが、合気道では、「相手の土俵で戦わない」を旨として、かなり大きな部分で心理的要素を含んでいるので、フレームに対してかなり注意が必要です。
そのため、相手の攻撃パターンのフレームがどうなっているのかを考え、そのフレーム外のことを相手に仕掛けることで、「相手の土俵で戦わない」ことを実現できるのです。
その点をよくよく考えて、技の受け手が行う攻撃パターンを分析しておくことがとても大切です。
合気道には、「当て身のような人を痛めつけるような技は世界平和を目指す合気道にはふさわしくないので、稽古する必要が無い」と、正面打ちや横面打ち、正面突きのやり方すら一度も稽古したことのない人がよくいますが、その点についてよくよく考えておく必要があると僕は思います。
そういった稽古方法では、相手の攻撃パターンにフォーカスがないので、打撃系の武道をかじった人の攻撃は避けられないという現実にぶち当たるからです。
ですから、自分の技の中のフレームにそういったものがないと、リフレーミングして、攻撃パターンに対処できるようにする必要があるのです。
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