【スポーツ科学と東洋の武道2】パンチについて

こんにちは! お元気ですか? 僕はメチャ元気です!

さて、前回は合気道や中国武術での身体の使い方は、西洋的なスポーツ科学の理想的な身体の使い方と比べると、かなり違うと述べました。今回は東洋の武道的な身体を使った動きの例を述べたいと思います。本日はパンチについて話したいと思います。

東洋の武道的な身体は、静から動への移り変わりがスムーズで、一瞬で行われるという話しをしましたが、少し中国拳法でいい資料がありましたので見ていきたいと思います。

中国拳法で、静から動への瞬時の移り変わりといえば、先ず寸勁(ワンインチパンチ)という打撃法が良い例となるでしょう。寸勁とは、ターゲットとの距離が3センチぐらいで打ち込む打撃方法であり、場合によっては接触している状態でパンチを打ちこむこともあります。

常識から考えるなら、ボクシングのように遠くからパンチを出した方が効果があるように思います。ところが、この寸勁では、暗勁という特殊な打撃法を併用すれば相手を一瞬で死に至らしめる威力があります。これは静から動に一瞬で切り換える技術があるからなされるわけです。

下の写真が寸勁打法で打った高速撮影の写真です。この様に中国拳法では、恐るべき技が連綿と伝わっています。写真を見ると寸勁打法の強烈さが分かると思います。ちなみに下の写真は陳家太極拳の故・龍清剛老師の寸勁打法です。

また、実は、寸勁ほどの強烈なパワーはないものの、合気道の当て身にも、似たような技術が伝わっています。井口師範は「体のもっとも奥にある気で打つ」と言われた方法です。

当会では「核の気の打撃法」といっている技法です。これは一見ボクシングでは役に立たないといわれる「手打ち」に見えますが、これで打たれるとかなりの衝撃があります。

当会に所属している元極真カラテ、キックボクシング経験者のIさんが体験稽古に来た時に、打撃の話になり、本の軽くこの「核の気の打撃法」を胸の肩側に試みたところ、翌日から2,3日腕が上がらなかったといっています。

そのIさんはそのときの衝撃に感動し、当会に入ることになったそうですが、そのIさんはことあるごとに「核の気」のトレーニングをしているそうで、今や「核の気の打撃法」ではパワーは当会で随一というところまでなっています。あと、Iさんは「落とす」ということができれば、殺人的なパンチがでるようになるでしょう。

このような特別な打撃法は、地道な東洋的な身体を作るトレーニングが必要です。そのトレーニングの一つとして、中国拳法では立禅を行い、それによって特別な体の使い方を体に叩き込みます。

実は、合気道でも、立禅に相応する訓練もあります。船漕ぎ運動と振り魂というセットで行う「天の鳥船の行」と呼ばれる日本古来の神道の禊ぎの行がそれです。下の写真が合気道の開祖が行っている写真で、左が船漕ぎ運動、右が振り魂です。

このように東洋の身体の使い方には意味があり、西洋のスポーツ科学の一般解釈では解き明かせない秘密があります。だからこそ、簡単には動きが相手には理解できないのです。だから、体格・腕力・運動神経などが劣る人の護身には持ってこいということになっています。

次回は、骨盤の後傾させ、腿裏の筋肉を緊張させる理由について話したいと思います。
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