皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です!
さて、今日は合気杖の話をしたいと思います。
ちなみに杖(じょう)というのは、長さ約120センチの丸い木の棒で、武道の道具として使うのが杖術です。
合気道でも、開祖・植芝盛平翁先生は好んで稽古されていたようです。翁先生は、日ごろ稽古のために鉄の杖を持っておられたと師匠から聞いています。
それはともかくとして、合気道の多くの道場では杖の使い方を稽古しません。
そのため、杖道や神道夢想流杖術を学びに行って、それを合気杖と呼んでい師範の方もおられるそうです。
僕も一日だけですが、神道夢想流杖術のワンデイセミナーに参加したことがあります。
でも、神道夢想流杖術と合気道の師匠から学んだ杖の使い方が全く違っていました。
とにかく僕が学んだ合気杖は、当たりが弱く、「暖簾(のれん)に腕押し」という言葉がぴったりくるような技術でした。
一概に合気道の技術が優れているというのではありませんが、師匠から学んだ杖の技術は護身時にかなり応用がきくと感じています。
例えば、包丁を持った相手に対して、新聞紙を丸めて棒状にしたものでも十分使うことができます。
そういう意味では、折り畳み傘でも伸ばせば十分な武器になります。
この当たりが、他の杖術や武器法との違いじゃないでしょうか?
では、何故そんな頼りないものが武器になるのかというと、発想が全く違うからです。
他の武器法は相手をいかに痛めつけるかという発想で武器術が完成されています。
極論を言えば、相手を殺すことが他の武器術の目的です。
一方、合気道はどちらかというと心理的な技術を使います。ですから全く発想が違うのです。
秘伝なのでお話しできませんが、ちょっとした工夫でどうしても心理的に間合いを詰めることができない状況を作ります。
要するに相手の土俵で闘わない。飽くまでも自分軸を崩さないという合気道ならではの発想と言えます。
もしよければ、下記のボタンをクリックして、ブログ村への投票をお願いします。
にほんブログ村
また、上の「コメントをどうぞ」をクリックして、いいね!してもらえるととても嬉しいです!