こんにちは!
皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、今日は、先日書いた女性調査員の人の護身術の指導をしました。この女性は仕事上、常に危険と隣り合わせで仕事をしています。
そのためかなりトラウマを抱えている状況のようです。今回の稽古で、そのトラウマがでて稽古できなくなりましたが、コーチングの勉強をしていて非常に役立ちました。
というのは、手首を持たれたときに、手を放す稽古をしているとき、その女性は以前に遭ったシーンを思い出してしまいました。足が震えて数分止まらなく、『もう稽古できないかな?』と思ったとき、トライアドを変えるということを思い出しました。
トライアドというのは、身体、フォーカス、言葉の3つのことで、現在の状況のトライアドを、別のトライアドに変えると、感情が変わるというものです。トライアドの中で身体が一番強い効果がでると言われています。
そこで、その女性に、
「はい、それでは、私と一緒に万歳をしましょう」
といいました。
最初女性はビックリしている表情をしましたが、僕が「万歳」といいながら手を挙げると、仕方なしに万歳の仕草をしました。
そこで、「万歳と声を出して」といって強制的に声を出させ、万歳を何度か一緒にしました。
すると、いつの間にか、あのガクガク震えていた足が治まっていました。
嘘のようですが、人間は、万歳をしながら悲しむことができません。万歳をしながら、落ち込むこともできません。
体と感情が密接に結ばれているからです。喜びを表すポーズをしながら、反対の感情を起こすことができないようになっています。
人間、落ち込んだときは、視線を下に向けて、頭を下に向けて、背中を丸くします。しかも、不思議なことにこれは世界共通です。
ですから、未だかつてけガッツポーズをして、笑いながら、落ち込むという民族はいないそうです。それどころか、そんな変な人もどこにもいないのです。
トラウマがでるときも、トラウマがでるポーズをしているのですね。だから、そのポーズを取らせなければトラウマが出ようがありません。
ですから、トラウマが出来たときの手の持たせ方ではなく、もっと積極的に手を持たせるように手を出すよう指導しました。すると、ガタガタ震えだすどころか、数回で、非常にうまくできるようになりました。
このようにちょっと動作を変えるだけでトラウマが出ないのです。この女性も「もしかしたら、稽古を積むと、前みたいに手を引っ張って車に連れ込んで暴力を振るおうとされても、もう恐ろしくなくなる気がする」と言いました。
護身術は、自分に負けないのが一番大切です。
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