【合気道の科学 集中力を鍛える7】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です!

武道での集中力を身に付ける方法を具体的にやっていますが、今回は最後の段階、第4段階「複数の技で集中力を維持する段階」です。

今回の段階では、最終的に合気道における自由技をできるようにしていく段階でもあります。

いつも決められた技を一つだけ永遠に繰り返すという稽古だけをやっていると、例えば2つの技を行うとなった場合、正確にポイントを押させて技を行うとなると、かなり戸惑ってしまいます。

そのため、一教と四方投げを交互にするとか、2つの技の組み合わせで間違わずにできる稽古をする必要があります。

【ステップ1】同系統の技で2つの技を行う段階
まずは、片手取りなら片手摂りの技2種類、正面打ちなら正面打ちの技2種類というように、同系統の技で集中力を維持する稽古をします。このステップでは、第三段階のステップ1~ステップ4を当てはめて、稽古します。

このステップでは、様々な稽古の組み合わせがありますので、できる限り行うとよいでしょう。

【ステップ2】異系統同種の技で行う段階
異系統の同種の技で前ステップと同様の稽古を行います。例えば技を小手返し投げと決めたなら、正面打ち小手返し投げと片手取り小手返し投げというように、異種系統の同種の技を行います。

【ステップ3】異系統異種の技で行う段階
次は、異系統異種の技で前ステップと同様の稽古を行います。

【ステップ4】相手が好きに攻撃してもらって技を行う段階
いわゆる自由技の段階です。これも、第3段階のステップ1~ステップ4の順に技を稽古していきましょう。

以上の稽古で常に集中することを意識して行うことで、かなり集中力を以て技を行うことができるようになります。

そして、一度、相手と稽古初めの礼をしたなら、すぐに集中し、終わりの礼をするまで集中した状況となることができます。これで、合気道では、礼で始まり礼で終わる理由がお分かりいただけたと思います。

 

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