皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
前回、「持ち上がらない体」について話ました。
今回も、「持ち上がらない体」についてもう少し追加の記事を書いていこうと思います。
理合いが存在する
一見すると不可解な現象も実は、合理的に説明しうる理由があります。
そして、その理合いが分かれば、誰でも再現は可能であると言えます。
一見摩訶不思議に思える「持ち上がらない体」も科学的に見た場合、気のパワーで重力をコントロールする超能力ではなく、もっと合理的で科学で理解できる技術でした。
そのポイントは、自分の軸を一本に保つことで、重心を安定させ、相手の力の支点の上に乗るのを防ぐ技術であった訳です。
このように一見不可思議な技術も、思い込みや先入観によるもので、科学的に見ても合理的に説明できる理由があります。
「持ち上がらない体」の続き
藤平光一師範が行う「持ち上がらない体」には続編とも言える技が存在します。
藤平光一師範は「持ち上がらない体」のパフォーマンスを披露するときに、最後に相手を自分の足元に倒すということをよくしたと聞いています。
一見すると、体の大きな人を上から、グッシャっと押しつぶして倒したように見えます。
ところがこれにも理合いが働いています。
中心軸を保った相手を何とか持ち上げようとする際、前に倒れようとする力が働き、持ち上げることができません。
そこで、その前に倒れようとする力を打ち消すためには、自分の身体を後方に倒してバランスを保とうとするわけです。
ところが、そうすると持ち上げようとする相手との距離が開き、腕だけでは支え切れなくなり、やはり相手を上げることができません。
そうして、前後のバランスに意識が流れたとき、持ち上げようとする人を前方に引き寄せると、突然バランスを失い自ら倒れてしまいます。
ここで大切なポイントは、相手を引き寄せるということです。
間違っても下に押しつぶそうとしても相手は倒れません。
見た目は下に押しつぶしているように見えても、相手を引き寄せているだけです。
飽くまでも、相手の重心操作だけを行っています。
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