【防犯の専門家の警察官ですら…】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

最近、恐ろしい事件が非常に多いです。

6月12日、大阪府吹田市交番の前で警察官が襲われ、防刃用ベスト着用の上から包丁で胸を突き刺され、銃を奪われるという事件が発生しました。

先月5月28日朝、川崎市で児童らが刃物を持った男に襲撃された事件がありましたが、今回は犯罪を取り締まる交番を狙った本当に悪質な犯行です。

ただ、このような事件が起こると、刃物を持つと素人でも簡単に防犯の専門家ですら殺せるというイメージが一般の人の心に浸透するのが非常に恐ろしいと思います。

 

「市民と触れ合う信頼の場所」だった交番は?

 

 

交番は昔は派出所とよばれていましたが、真偽はともかく「市民と触れ合う信頼の場所」ということも含め、親しみやすい交番と呼ぶようにしたと聞いています。

ところが、今回の事件、そして、昨年の9月19日、仙台市の交番で巡査長が大学生に刺され亡くなった事件などで、警察官の警戒心が強くなり、一般市民と壁を作ってしまうではないかと非常に心配です。

 

刃物を持てばという心理の伝播

 

今回の事件以降は、日本の警察の安全管理についてさらに徹底して指導を始めることでしょうから、交番襲撃もこれ以上は難しくなるでしょう。

ただ、問題としては、逮捕術を心得ている警察官ですら、今回のように簡単に被害に遭うわけです。

僕が一番危惧するのは、『刃物を持てば、例え相手が武道などをしていても、十分にやれる』と思わせる考えが増えることです。

今までは、犯罪者の中に、相手が武道や格闘技をしていると『もしかするとやられるかもしれない』という気持ちがどこかにあったと思います。

ところが、防刃チョッキを着ている防犯の専門家である警察官ですら、刃物にやられているわけです。

心理的な障壁が一つ崩れたような気がします。この心理の伝播により犯罪を犯す人間がより増えるのではないかと危惧します。

 

 

危機管理の知識が大切

 

 

僕たち、武道をやっている人間でも、やはり刃物を持つ相手は危険極まりないと考えています。

ましてや、後ろから不意に刺されるとなす術がありません。

昔、武田惣角という合気柔術の達人がいました。惣角は、何十人もの敵をアッと言うまに倒したことでも有名ですが、自分の後ろに立たれるのを非常に嫌がったと言われています。

それぐらい後方の敵というのは達人であっても危険なものです。

しかし、前方の敵に対しては、武道をやらない人よりも、様々な知識がある分、武道を知っている方がかなり有利なのは間違いはないでしょう。

素人でも相手が武器を持っている時どうするかという考えは大切です。事件に遭遇する前から自分なりに対策を持っておく必要があります。

 

 

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