皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、護身をする際にファイティングポーズをとると、それだけで、戦闘の意思を示したということで、相手が悪くても相手がケガした場合、こちらが罪に問われるという恐れがあるという話をしました。
それで、護身の下記の条件を満たした構えを説明しました。
- 相手に戦う意志がないように見せる必要がある
- 不意に相手が攻撃してきても弱い部分(急所)に攻撃を受けないようにする
- 万が一の場合、攻撃に移れる
今回は、この構えのポイントと目的を理解していただきたいと思います。
護身は心理作戦から
【目を見ない理由】
先ずは、相手の目を見ないことですが、相手と接触していない状況では、目の動きで考えていることが相手に判断されます。
そこで、自分の焦点は相手の目に向けず、遠く(できない人は相手の耳)に持っていき、相手全体をぼんやりと眺めるようし、出来る限り眼球を動かさない。
そうすることで自分の心の動きが相手に伝わらなくなります。
また、目の使い方については、拙著に記載しています。もしご興味のある方はそちらを参考にしてください。
キンドル版の本「力の弱い人でもできる唯一の護身術」
【掌を向ける理由】
人は掌を向けられると、不思議とその掌を見てしまいます。ですから、ストップというときに必ず掌を相手に向けます。
目を動かさず、掌を向けられると、相手の焦点はつい掌に向かうのです。
次にあなたは前方に視線を向けたまま両手の指さきに意識をし、「指先から相手の目にエネルギーが向かう」とイメージをします。
すると相手は不思議と何らか近づけない壁を感じます。
それは、近づくと目が危ないと無意識に感じているからです。
これが、心理誘導です。
シンクロする
護身での安全距離の最低が2メートルで、この2メートルを保ち続けることが大切です。
相手がこちらを捕らえようと思ったら、100%直線で前進してきます。
もし、そのまま後方に下がると、あなたは最後には追い詰められます。
その際の重要ポイントは、後ろに下がるという気持ちではなく、相手の動きにシンクロさせつつ、相手をを中心として円運動をするつもりで、横に移動しようとすることです。
人は焦点のあるところに手が行くという特性があり、万が一相手の方が速く動いても、焦点が掌にあると、相手はあなたの身体を捕まえることができません。
尚、移動の際に相手と目を合わしてはいけません。次の理由からあなたは相手に捕まってしまいます。
- 相手と目が合うとあなたの足の動きが止まる
- 相手の焦点があなたの掌からあなた自身に向かう
- 目が合うとあなたを追いかけるやすくなる
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今回は構えのポイントと目的でした。
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