皆さん、お元気ですか? 僕はメチャ元気です
武道といえば、気合といって、掛け声をかけて稽古するのが普通です。
ところが、最近は合気道の稽古において気合を入れて稽古する道がほとんどなくなってきていると聞きます。
合気道では気を意識しておこなうから大丈夫と安心するのではなく、気合は体の気を一つに統一するという意味がありますから、気合を入れて稽古することは本当に大切です。
今日は、気合で掛け声を入れることの重要性についてお話をしたいと思います。
心と体と言葉
心理学ってありますよね。人の心を研究する学問なわけですが、この学問では心と言葉と体が非常に深い関係があり、バラバラにすることができないと言っています。
例えば、「うれしいな、うれしいな」と言いながら、ニコニコ顔を作って、万歳と手を何度もあげながら、人は落ち込むことができないのです。
ですから、人の願望や目標を実現させるサクセスコーチングでは、心理学を取り入れ、トライアドといって、フォーカス(意識の焦点)、ランゲージ(言葉)、フィジオロジー(身体の使い方)をコントロールすることで、感情をコントロールし、成功を実現するマインドを築いていきます。
このように、心、言葉と体は切っても切れない関係にあります。
合気道では、心身統一を作るために、心、体、言葉を同時に使うのが気合です。
気合には掛け声が大切
開祖・植芝盛平翁先生は、合気道の演武などで投げたりするときに、「イエーイ」と言って投げられていました。
要するに、合気道で「エイッ」とか「イエーイ」という掛け声で気合を入れるのです。
このように昔の合気道では、掛け声を出して気合を入れることを行っていました。
それにより心身統一をはかった訳です。
気合は船漕ぎ運動で!
古い時代の稽古であれば、天の鳥船の行(船漕ぎ運動)で、気合いをいれました。
天の鳥船の行で大きな声をだして気合を入れ心身統一をはかり、その後の振り魂で心を特殊な状態にする、それを繰り返していると、ある時スパッと心が晴れるときがあります。
その際、自分の頭から足元まで、貫く軸の感覚ができ、その軸の感覚を使うと、腕を持たれたときなど、楽に相手の腕を持ち上げることができます。
ただ誤解されてはいけないのですが、こういった感覚は不思議な能力ではありません。
心身統一を行うと、無意識で体が最も効率的な動きができるようになるだけです。
僕は、骨格の使い方など研究することで、そういった心身統一した状態では、骨の位置関係で最も効率的な使い方、いわゆる気の流れるポジションを無意識で使っていることを発見しています。
このように気合で作った感覚は無意識に正しい身体の使い方をするようになるのです。
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