【気合(きあい)はスイッチ】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャ元気です

今日は、気合の効用についてお話ししたいと思います。

結論からいいますと、気合(掛け声)が条件反射になるということです。

具体的にいいますと、気合を入れて稽古をしていると、気合を入れると、身体の動作のスイッチになり、身体が自動的に働くようになります。

 


条件反射

武道をするのに条件反射の知識は非常に役立ちます。

そこで条件反射についてダーッと説明しておきます。

心理学者のパブロフは、実験で犬に餌を与えるとき、毎回ベルを鳴らしました。

すると、ベルだけを鳴らしても、その犬は唾液をたくさん流すようになります。

これを心理学では条件反射といいます。

 


打撃技と気合

 

合気道では打撃技のことを当て身といいます。

私が井口師範に合気道を学んでいたころは、自主練で当て身の稽古をするようによく言われたものでした。

当然「気合をいれよ」といわれました。

しかも、気合を入れるタイミングが非常に大事だとおっしゃられたのです。

例えば、パンチですが、パンチを打ち出し終わる数センチ前の瞬間から気合を入れ、気合終了とパンチ終了を合わせます。

これを繰り返していると、気合が条件反射となってかなり短い距離からでもパンチが出せるようになります。

タメをつくらず、気合を入れるだけで、パンチが打ち出せるようになる訳です。

いわゆる寸勁、ワンインチパンチと呼ばれるようなパンチです。

 


九字を十万篇

 

私は合気道を始めたころは、いろいろな事を試しました。

九字というのをご存知でしょうか?

九字というのは、密教や修験道などで、魔や災難から自分の身を守るために行うおまじないの一種です。

手をチョキにして、人差し指と中指をくっつけ、「臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前」と一語づつとなえながら、空中に格子状に十字を書いていき、最後に「エイッ」と気合をます。

これを十万篇行えば、念力が身につくと聞いて、僕は実際にやってみました。

でも、残念ながら全く念力が強くなるようなことはありませんでした。

しかし、後に井口師範に遠当ての術を教わったときに、とても役立ちました。

ちなみに、遠当ての術というのは、ある条件下で相手に気合を打ち込むと、一瞬動作が止まってしまう術です。

普通は、遠当ての術を学んでも、中々うまくできません。

失敗する理由は簡単です。普通の人は気を打ち出す時にタメを作りますが、その動作が相手にばれてしまからです。

でも、僕は九字のおかげで、タメを作らず瞬間に気合を打ち出す動作ができるようになっていたのです。

修験者に遠当ての術や金縛りの術ができる人が多いのは、念力が強いだけじゃなく、案外この理由からかもしれません。

 

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