何故手をアンテナにできない?

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、前前回より「手はアンテナ」ということで、記事を書いています。

今回は「手をアンテナにしているのだけど…」と技が上手く行かない修行者の方へのヒントを書いていきたいと思います。

 


理由1 脱力ができず三角筋が緊張

 

 

十分脱力が出来ていないと、相手の気を読むのが難しくなります。

特に注意が必要なのは三角筋です。

三角筋に力が緊張すると、相手の方があなたの動向が分かるようになります。

また、三角筋が緊張すると、反射が起こり、脊柱起立筋群が緊張し、腰部だけの力で相手をささえることになります。

相手の体重を腰部の力でささえると、脊柱にも負担がかかり、特に腰椎3番目に力が集中することで、腰椎のヘルニアやすべり症を起こす癖がつきますので要注意です。

また、脊柱起立筋群が緊張すると、精神の方にも緊張がでます。

そのため、技の動きが硬くなり、ガチガチの技となりますので、見た目も悪くなります。

リラックスし、特に肩の力を抜きましょう。

 

 


理由2 手だけで技をかけようとしている

 

 

技をかけようとすると相手が手を放す場合は、手だけで相手についていこうとしているからです。

あなた自身、要するにあなたの体が相手の動きについていく必要があるのです。

手は飽くまでもアンテナにすることに徹底しましょう。

アンテナで感じた相手の動向からいち早く足を使って、相手の動きに乗ることです。

そして、相手の気の流れに乗って、相手の気の流れを変え、自分の都合のよい方向に導きましょう。

 


理由3 関節の可動範囲を理解していない

 

 

相手の関節の可動範囲をよく理解して、相手の関節が稼働する範囲で相手の腕を導きます。

よくあるミスは、折角、相手の気に乗って、相手の気の流れが変わろうとしているのに、そこに無理な力を加えて、本来の相手の関節運動を無視してしまうことで、相手に逆らう気持ちを起こさせることです。

確かに相手よりもかなり力が強い場合、相手を持っていくことができますが、力が同じぐらい、或いは自分の方が力が弱い場合は、途中で技を止められてしまいます。

相手の腕がどう動くかを理解することが大切です。

 


 

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