皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、合気道を学んでいると、いろんな疑問が出てくると思います。
その中で一番気になるのが「気の正体」じゃないでしょうか?
そして僕の師匠も「合気道の本質は気」と言われていました。
今日は、合気道の本質である気について話したいと思います。
井口師範
井口師範は、元警察官で、柔道、空手、剣道、銃剣道など様々な武道に精通していて、特に柔道は、県の代表選手になるぐらいの腕で、かなり自信があったそうです。
その井口師範は、合気道開祖・植芝盛平翁先生が、県警の柔道場に合気道の紹介にこられたとき、こんな爺に負けるわけがないと挑んで、まったく歯が立たず、以降、合気道一筋に稽古をした人です。
井口師範は合気道体得後、警察官故にさまざまなトラブルの中に身を置くことになり、いろいろな武勇伝があります。
県警の柔道の猛者たちですら手に負えない、酔っ払った現役の十両の力士を一人で交番に連行したり、刃物を持った暴力団と戦ったり、現役プロレスラーと戦ったりといったものです。
実は僕の父親も警察官で、合気道の凄い達人が和歌山にいるというのを知っていました。
技は枝葉、本質は気にある
井口師範の元に訪れて一番驚いたのは「技は枝葉」という言葉でした。
要するに、投げ技や固め技は結果であって、合気道の本質ではないということでした。
「合気道は本質が大事で、本質は相手を導くこと。後はおまけや。だから技のような枝葉に目をやらんと、幹である本質を磨くことや。合気道の本質は気やから、気を鍛えなあかん」とおっしゃったことがあります。
ところが、僕は本質である気というのが全く分からず、井口師範にいろいろな質問をよくしていました。
その結果、おぼろげながら気ということに関していろいろとわかってきたことがあります。
それは、気とは何かという科学的な答えを探すことではなく、気の性質をどう使うかということです。
例えば、冷蔵庫の仕組みを具体的に知っていて、冷蔵庫ーを設計できるという人は、専門家以外に殆どいまません。
ところが、そんな科学的根拠などしらなくても、一般の主婦は、そういったエンジニア以上に冷蔵庫を使いこなしています。
僕は実は理屈屋なので、「気とは何か?」といろいろと調べまくりました。
その結果は、人それぞれいうことが違うということでした。
それにより、気とは何かという追及をしても意味がないと気づき、武道をするものは気の性質を知りそれを使うだけでいいと結論に至りました。
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