皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
私たちは、どうしても結果を重視してしまいます。
どの分野でも、それを極めた人が言うのは、本当に大切なのは結果じゃなくプロセスである言います。
億万長者専門学校を主宰しているクリス岡崎氏は、「本当の億万長者というのは、今お金を持っている人じゃなく、何度でもゼロから億万長者になれる人のこと」と言っています。
要するに、偶然できた結果ではなく、そこに行き着くためのプロセスが分かっているが大切ということです。
これは、合気道の技でも同じことが言えます。今回はその点にフォーカスしていきたいと思います。
投げたり、押さえたりは単なる枝葉
師匠である井口師範は「投げたり、押さえたりは単なる枝葉」とよく言われました。
ところが、当時の僕は、投げ技や固め技の細部ばかりこだわってどうすればいいかとかよく考えていたように思います。
随分後になって、師匠の言われていることが「大切なのはそのプロセスである」ということに僕は気づきました。
師匠は、合気道の極意は「気の流れ」「呼吸力」「螺旋形」ともおっしゃっていましたが、よくよく考えてみると、その言葉も、合気道の形におけるプロセスで行うことばかりです。
こういうと、僕と同じようなミスを犯している合気道修行者もかなりいるのじゃないでしょうか?
当会にも合気道をされていた方がよく来られますが、そういった中級者や上級者の人でさえ、合気道の技をかけるときにやってしまうのが、「技をかけ急ぐ」という失敗です。
かけ急ぐというのは“相手を倒すことだけしか頭にない”状況になってしまうことですが、結局結果にしか意識がいっていないのです。
何故、結果だけを見るのか?
私たちは、何故、結果だけを見てしまうのでしょうか?
それは、プロセスを十分わかっていないからだと思います。ゲームでもし始めたときは、どうしても先を行っている他の人や、先の画面が気になり、早く行きたい気持ちになってイライラするのと同じだと思います。
でも、同じ作業を繰り返しているうちに、プロセスが分かってくると、どこで何をしたらいいかがわかり、何度もクリアしている画面なら、簡単にクリアしてしまいます。
ですから、結果だけを見てしまうというのは、プロセスが十分わかっていない証拠です。
それは合気道の技でも同じで、プロセスが分からないので、無理にでも投げ技を行ってしまいます。
しかし大切なのはプロセスですから、その過程のどこに問題があるかを考えると自分の技が極端に進歩するわけです。
もしよければ、下記のボタンをクリックして、ブログ村への投票をお願いします。
にほんブログ村
また、上の「コメントをどうぞ」をクリックして、いいね!してもらえるととても嬉しいです!