皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、9月10日(火曜)に通常の一般稽古を行いました。
暑いためか、参加者は4名でした。
今回の稽古では、各技で使用できるプロセスを組み立てるための各要素の稽古をしました。
最近のブログでは、プロセスの大切さについて述べているので、今回の稽古に関連づけて、今回の稽古と稽古の前提について話したいと思います。
今回の稽古した要素
当会では、「形稽古は何種類かのプロセスが集まって、目的の投げ技や固め技に導いていく」という考えで稽古しています。
そして、そのプロセスを何種類もの要素に分けて指導しているわけです。
要素としては、物理的な要素、生理学的な要素、心理学的なと3種類あるのですが、今回は、気温が非常に高かったので、受け役の人の体力の消耗の激しい生理学的な要素を除いて、体力の消耗の少ないものばかり稽古しました。
今回の稽古は、物理的要素の基本と、心理学的要素を徹底的にやりました。
この心理学的要素の稽古は、最近入会した合気道初段のAさんもかなり苦戦しているようでした。
このブログの読者は、『合気道の黒帯でも苦戦するってどんな技術?』と思った人もいるでしょう。
最近の合気道では決して教えない技術で、ときどき、Youtubeなどで見かけますが、師範の人が嬉しそうに生徒に使って、生徒を驚かせているシーンがよくありますが、確かに高度な技術であり、一度に習得するのは難しいのですが、何故かヒントさえ教えないのです。
それが今の合気道では当たり前になっています。ですから、教わっていない技術は、使えるわけがない。だから使えないだけです。
プロセスの稽古での前提
当会でも、合気道をベースにした護身術を指導しているので、形稽古を非常に重視しています。
しかし、多分他の合気道道場と違う点は、形稽古を行う上での必要なエレメントを単独で稽古する点です。
そして、当会には稽古を行う上で絶対に守ってもらう前提があります。
その前提とは、「各エレメントにおいて、効果があれば、素直に技に掛かってあげる」というものです。
ところが、時折、ビジターの人が来た時に、勘違いをして、エレメントの原理を聞いて、その原理を利用してさからう人がいるのです。
そんなもの、原理を知っていれば、そのエレメントにさからうことは誰でも容易ではないですか?
それなのに、それをやってしまうというのは、相手の稽古の邪魔をしているにすぎないのです。単に、相手を混乱させて、稽古の邪魔をしているだけです。
エレメントの単独の稽古においてそれ以外の要素を要求しないというのが効率的に技を習得するポイントだと僕は考えています。
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