【合気道の振り魂の武術的意義】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、今は古い合気道での古神道の儀式について述べていますが、今回は振り魂について述べていきます。


振り魂のやり方!

古い合気道では、天の鳥船の行と振り魂はセットで行われます。

振り魂というのは、瞑想法の一種で、古神道では、活力を失った魂を振り動かして活力を与え、再生する術のことをいいます。

やり方は、自分の前で、玉印(ぎょくいん)という手の組み方をして、上下に玉印を振ります。

井口師範が行った具体的なやり方としては、左足を前に出して天の鳥船の行を「エイ、ホ」という掛け声をかけながら、何度か行い、その後、気の流れを途切れることがないように注意しながら、頭上に手を挙げてパンと音がでるように手を合わせ、玉印を作りつつ手を上から下丹田付近に持ってきます。

掌の中心(労宮)を合わせて、右手を下に、左手を上になるように掌を回転させてずらせて、玉印という右手と左手を互いにつかみあう形にし、「天照大神」と唱えながら、玉印を上下にゆすります。

さらに、右足を出して、天の鳥船の行を、「イエイ、エイ」の掛け声とともに行い、何度か行ったら、また振り魂を行います。

そして、次は左足を出して、天の鳥船の行を「ホイ、サ」の掛け声とともに徐々に早くして行い、その後振り魂を行います。

 


振り魂の効果

 

僕は、井口師範に「振り魂をずっとしていると、あるとき身体を天地に貫く軸ができ、そこに天地の気が流れてきて体が非常に安定する」と言われました。

それで、毎日ずっと天の鳥船の行と振り魂を行ったわけですが、10年ぐらいかけてやって、師範が言われたように、頭の天辺から身体を貫く軸ができ、その軸を通じて地球からと天から気が入ってくる特別な感覚を得ることができるようになりました。

そうすると、例えば正坐をして、手を膝に置いた状態で、両手を上から人に抑えられても、それを上にはね上げることができるようになりました。

ただし、この気が流れ込んでくる特別な感覚は井口師範によれば、振り魂をつづけることによって自得する必要があるということで、具体的にどうなるといわれませんでしたが、体感してみると、上中下の丹田と関係した、確かに不思議な感覚でした。

ただし、今の当会では、何年もかけて自得するのではなく、この感覚を短時間で直接体感してもらえる方法を発見し、相手が上から抑えてくる手に逆らって持ち上げることは、会員の皆さんは難なくできるようになっています。

このように、合気道で使う古神道の儀式は、単なる概念的なイメージの問題というわけでなく、実際に技に効果がでるものなのです。

 


 

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