【合気道の前提:神を使う】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、前回より、神道世界の話をしていますが、僕たち人間は、宇宙の根本神の分け御霊であり、神の持つ力を僕たちも有しているとされています。

 


 

合気道の前提は現代日本人には難しい

 

前回は合気道の前提として「僕たち人間は神である」という話をしました。

神道では、神の行為より、新しい神が生まれ、その神の行為によりまた新たな神が生まれ、次々と神が生まれます。

だから、神道的にいえば、小宇宙である人間の行為も、神であるということができます。

僕たちが、普通に健康で、普通に動けること自体、細胞一つ一つの力が一致協力して、体の各臓器が正常に動作している訳で、単なる動作でも神にも等しい奇跡だと思いませんか?

こういった意味でも、僕たちの一つ一つの行為は神であるということがわかります。

また、僕たち一つ一つの行為を考えたとき、前回もお話ししたように、自分の意思と離れて、自動的に行われていることで個別の神と呼んでもよいと思います。

しかし、前回説明したように、これを神の御業として、僕たちは考える事ができないよう教育されていて、すべて「当たり前」と捉えるようにコントロールされいます。

ですから、単純に神を讃え、神を唱えるだけでは、精妙な行為を行う状況に僕たちをもっていくことはできないのが現代の日本人です。


合気道の前提をどう扱うか

 

そこで、自分達の行為を再度検討してみると、命令と反応という関係になっていることがわかります。

要するに行為自身が自動で走るプログラムみたいなものになっているとも考えられます。

ですから、行為自身を神格化するのではなく、行為をプログラムとして考え、正しく動くプログラムとして自分に覚え込ませていきます。

そのために、合気道の形稽古の各動作をプロセスに分解し、それぞれの意味と目的を把握して、自分自身にプログラミングしていきます。

そこで、プロセスという概念をしっかりと意識し、各プロセスの目的と技法を覚え、そして途切れることなく、プロセスを実行していくようにします。

プロセスについては以前に言及した様に、第7プロセスまでありますが、合気道の技の稽古は、繰り返しおこないますので、敢えていえば、次の技に連結する第8プロセスも考えると、第1~第8は次のようになります。

  1. 空間感覚の合わせのプロセス
  2. 勝速日のプロセス
  3. 相手との相対のプロセス
  4. 移動のプロセス
  5. 接触のプロセス
  6. 投げや固め技のプロセス
  7. 残心のプロセス
  8. 次の準備のプロセス

以上のプロセスが、滞りなく繋がり行われるのは、まるで高天原の宇宙の根本神が数多(あまた)の神々(=プロセス)を集えて統べる姿ともいえるのではないでしょうか。


 

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