皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、合気道では遠当てや合気投げと言われる技術が存在しますが、これらは「気」が充実したときにできる技であると言われています。
「気」が充実するとは、精神が非常に落ち着いていて、 非常に高い集中力を得た状態をさすようです。それはスポーツ界ではゾーン体験といわれる状況に近いと思われます。
では、遠当てや合気投げなど気を使った特殊な技術では、やはりそういった特殊な精神状態に入る必要があるのでしょうか?
今日はそういった面について話したいと思います。
気を使った技術はゾーンと無関係
世の中に、ゾーン状態を作れる人が確かに存在します。特に武道家には多いようです。
ゾーン状態になれば、そういった原理がわからなくても、気を使った技ができるのは事実です。
でも、いつでもそのような特殊な精神状態になれればいいのですが、凡人は10年に一度ゾーン体験ができたら、それで素晴らしい方だといえます。
そのようにゾーンにいつでも入ることができないと、遠当てや合気投げのような気を使った特別な技術ができないのでしたら、多くの修行者にとっては本当に残念なことでしかありません。
しかし、遠当てや合気投げのような気を使った技は、実は原理があり、その原理が分かれば、誰でも高い再現性でそれを再現することができます。
それは、空間感覚を磨き上げて、自分で空間を作り上げ、支配することができればよいだけです。
空間の支配は当て身が基本
例えば、認知科学を応用した空間の支配法というのがあります。それは、手と向かい合っているときに、目の前にお茶が出されていたら、相手が行動する前にまず湯飲みを数センチ移動するだけで、次の瞬間にはその場を支配した状態になるそうです。
合気道でも、空間を支配するための技術が沢山あります。その稽古をするのが遠当てで、その基本が当て身の稽古になります。
日ごろの当て身の感覚を身に付け、相手の反応を誘導する当て身はどういったタイミングで、どういった当て身の出し方をし、どういった感覚をもっているとできるかを思考錯誤で身に付けていきます。
これにより、相手のこの瞬間に、こちらが動くと遠当てができるというのが分かるようになります。
ですから、わざわざ遠当ての稽古をしなくても、日ごろから当て身を技の中に使う稽古を繰り返していると、分かるようになるものなのです。
そのため、形稽古では必ず当て身を寸止めで入れるという習慣が大切です。
ただし、ただ動作として入れるのでなく、空間を意識した状態で当て身を入れる必要があるので注意が必要です。
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