【合気道の科学 集中力を鍛える5】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です!

武道やスポーツ、ダンスなどで「集中」すると凄いパフォーマンスが発揮されますね。でも、中々「集中」できない。でも、いつでも「集中」できたら素敵ですよね。

今回は前回の続き、、第二段階「それぞれの動きを調和させる段階」です。

形で、確実に、適切な手や足の使い方、有効な位置を理解したなら次のステップにはいります。
第一段階での最も大切な点は、骨格構造上の有効な使い方を理解することです。適当に第一段階を飛ばすと、集中は得られません。できれば、指導者にきっちりと位置の補正など頼んで正しい体の使い方を覚えてほしいと思います。

では第二ステップですが、第二ステップの目的は、第一ステップで得られた骨格構造上の有効な使い方に加えて、運動エネルギーをどのように使うかを理解する点にあります。

そのため、足さばきと手の運行がどのタイミングでどうなされるかという点が大切です。

【ステップ1】
足運びと手の動きの組み合わせの調和を取れるように、単独で、稽古します。動作を行って、体が流れる感じがつかめるようになるまで稽古します。

【ステップ2】
流れるような感じがつかめたら、次は、できるだけ瞬きをなくし、眼球も殆ど動かさずに、前一点だけを見つめて、足運びと手の動きの調和を取れるように再現します。

第二ステップでは、一人稽古で行って、集中できるようになるのがポイントです。これは、空手では型、太極拳などの中国拳法では套路(空手でいう型)を行いますが、これらと同じ意味合いのある稽古です。これは、集中力の訓練でもありますので、集中力を駆使して稽古してください。

今回は、次回は、第三ステップ「相手との動きと調和する段階」の話をしたいと思います。

 

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