【合気道的身体の使い方】その2 腰

皆さん、お元気ですが? 僕はメチャ元気です!

今回は、前回の続きで、腰についての基本を話したいと思います。

前回、合気道は「気」で気を用いる場合、姿勢が大切と前回お話ししました。そのポイントは、背中と腰にあります。前回は背中は、丸め、胸を凹ます必要があると説明しました。今回は、腰についてです。

結論から先に言うと、腰を入れるということについてお話します。

 


一般的に「腰を入れる」のは?

スポーツのコーチがよく言う言葉に、「もっと腰をいれろ!」という言葉があります。

一般的に腰を入れろと言われると、腰椎を反らせ、胸を張ることが多いのではないでしょうか?
これが西洋的な良い姿勢と言われている姿勢の考え方です。

医学的には、骨盤を前傾させ、腰椎3番目を中に入れて腰を反らせ、背骨を綺麗なアーチにし、上下からくるエネルギーを、背骨のアーチのバネで吸収できるようにするということになるのでしょう。

下図は力の流れを示している図ですが、骨盤を前傾させた力と、腰椎3番を入れると、力が腰椎3番に集中するのが分かると思います。さらに手でモノを押したりすると、背骨を伝って、やはり腰椎3番に力が集まります。

この様な腰の使い方は、飛んだり、跳ねたりする上下のエネルギーを上手く分散出来ますが、前後のの方向に力を送る場合、腰痛に大きな負担がかかり、特に腰椎3番に力が集中するため、腰を痛める恐れが大きくなります。

打撃系格闘技で、腰を痛めている人は西洋医学的な良い姿勢の人が多いように感じます。

 


合気道の「腰を入れる」とは!

合気道では、「気」を扱いますので、地面から流れてくる「気」を一度お腹に引き込み、それを丹田から放出するというのが、師匠から教わった腰の入れ方です。

医学的には、骨盤を後傾させ、背骨をまっすぐ立てるようにします。

こうすることで、地面から流れてくる力を臀筋を使って丹田に引き込むようにすることで、地面で自分を支えている力を利用することができるようになります。

こうすることで、前方に力を出す時、力を背骨全体に分散し、足全体の力を利用することができるため、西洋的な良い姿勢に比べると、腰の負担はかなり軽減されます。

師匠は、地面から足を使って「気」を頂く姿勢だと言われていましたが、丹田歩行などする際に注意しないといけないポイントです。

 

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