皆さん、お元気ですか? 僕はかなり元気です。
今回は、「合わせる」ための外す意識について話したいと思います。
兵法書「孫子」の虚実について
中国の兵法書『孫子』に「兵の形は実を避けて虚を撃つ」とあります。
「実」は防御にすきのないことで 、「虚」は無防備ですきのあることをいいます。
まさに、合気道でいう相手の土俵で決して戦わないということと同じ意味になりますが、合わせを行う際に非常に大切なことです。
しかし、いうのは簡単だが、行うのはかなり難しい。
何故なら、人間はバランスを取るため、最も大きな力がかかるところ、「実」に向かって対抗してしまうからです。
先ずはその条件反射を消す必要があります。
そのためには、まず意識の改革が必要です。
意識改革
意識改革というのが、「外す」という意識です。
そのための稽古として、片手取りとか両手取りとか諸手取りとかの手首を取る技があります。
実は、合気道の一つの技に対して、正解が一つというのではありません。
答えは沢山あります。
僕の知っている答えがすべてではありません。まだまだ知らない答えが沢山あるはずです。
合気道をしていると、「どれが最高の答えだ」と唯一最高の答えを探してしまいがちですが、万能な答えなど存在しません。
ですから、手首取りという技術の中にも答えがなんとおりもありますが、今回は「外す」という感覚を鍛える稽古法を紹介します。
この稽古法で大切な点は、タイミングです。
相手に手を掴まれる瞬間が大切で、相手の意識を導くようにする必要もあります。
これは相手の気の流れを導く稽古として行うものです。
ですから、次の二段階の操作が必要となります。
- 先ずは「外す」
- そして「導く」
これが「合わせる」ために必要な操作です。
操作は2段階ですが、意識は「合わせる」「外す」「導く」は同時になりますので非常に説明がにくいのですが、次回は、片手取りから、この「合わせる」「外す」「導く」を何とか説明していきたいと思います。
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