皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、最近は世界中の気の思想に関して述べてきましたが、結論として、精神世界と物理世界の結び付きを気というものを通して説明されるものでした。
武道では、現実に目の前の相手に影響を与える必要があり、いくらイメージで相手を倒したとしても、現実に相手が倒れなければ意味がありません。
各種武道では、気をどのように扱うと物理世界に直接影響を及ぼすかが研究されていて、秘伝という方法をツール化した技術が伝えられています。
今回はそのツール使いこなすためには何が必要かを述べていきたいと思います。
精神世界と物理世界を直結しない!
武道でもっともやってはいけないことの一つとして、精神世界を直接、物理世界に結びつけることです。
早い話が、思ったことをそのまま実行すると失敗するということです。
何故なら、思ったことをそのまま実行すると相手に必ずその動作が読まれてしまうからです。
例えば手首を掴まれたとき、通常は人のその手を外そうとして、相手が持っている手首に最大の力を込めます。
すると、相手より自分の方が力が上であれば力で制圧することが可能ですが、相手が上ならどうすることもできません。
ところが、自分の意識を肘に持っていき、接点、要する相手が持っているところを軸にして、自分の肘を相手の体に当てるような動きをすると簡単に外れます。
これはテコの原理の応用でもありますが、稽古で同じ動きを何度もしていると、最後には相手が対応できるようになってきますので、この動作をすると成功する理由は、相手がこちらがどう動くかわからないからというのが最も大きな要因です。
この様に、物理世界では、相手に効果を与えるには、相手がこちらの動きが読まれないということが大切なのです。
これが精神世界を物理世界に直結しないということです。
精神と物理を気で繋げる
精神世界と物理世界をつなぐときは、必ず直結を避け、第三のアプローチを加える必要があります。
そこで登場するのが気という概念です。
ですから、気が分からないとできないというモノではなく、気があると思うことが大切です。
気を意識することだけで、相手はコチラの意識を直接読みづらくなります。
これは気を信じないと言っている人でも同じです。ただ、気があると信じる人の方が、接触点に行く意識がなくなる分、相手に情報を与えないという点においては非常に有利です。
ですから、信じなくても、あると思い込んでやることが大切なのです。
今回は簡単な気の効用として、「情報の遮断」のお話しをしました。
直接、精神世界から物理世界を支配しようとしないということが大切です。
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