皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、世界の気の話から発展して、今のブログでは普通の人でも使える気という話になりましたが、今回は3つの丹田と気の話をしたいと思います。
3つの丹田
このブログでは何度か触れているように、人体にはエネルギーの中枢と言える部分があります。
ヨガではチャクラがエネルギーの中枢として有名ですが、合気道では3つの丹田がそのエネルギーの中枢となります。
3つの丹田というのは、下から下丹田(しもたんでん/かたんでん)、中丹田(なかたんでん/ちゅうたんでん)、上丹田(かみたんでん/じょうたんでん)といわれるものです。
場所は下丹田は、臍の下3寸といわれます。経穴(ツボ)では気海(きかい)の奥にあります。
ちなみに、寸とは人体の経穴(ツボ)を測る単位で、一般に1寸は親指の横幅のことで、人差し指~小指の4指を揃えたときの横幅が3寸とされています。
中丹田は、乳頭を結んだ丁度センターで壇中と呼ばれる経穴(ツボ)の位置の奥です。
さらに、上丹田は眉間のど真ん中にあり、経穴では印堂と呼ばれる場所の奥にあります。
また、神道では、世界を考えるとき、天、火、水、地の4つの要素で考えますが、天は上丹田、火と水が中丹田、地が下丹田に相当します。
3つの丹田の使い分け
通常は丹田というと、下丹田を差すことが多いですが、技を使用する際に、物理的な作用を重視する場合は下丹田、精神的な作用を重視する場合は上丹田を、物理と精神の中間的な作用や混ぜた作用を重視する場合は中丹田を使います。
具体的には、呼吸力で相手を圧倒したいときは、下丹田を意識し、下丹田からのエネルギーを発散するように、体内を通して気を腕に運んで、相手を制圧します。
当然、物理の力として筋力を使いますが、使い方は気が流れる感覚がなければなりません。
力んだ場合は、気が一点に停止していて気が流れていない状況になっています。
特に、肩にある三角筋を緊張させる人が非常に多いですが、緊張させるのではなく、力を流すのが正解です。
この様に下丹田は物理的なパワーを引き出す時に使い、大地の力を有効に利用するため、両足と繋がっています。
中丹田は陽と陰のバランスを使って技を掛けるときにつかいます。言い方を変えると「気の合わせ」を起こなう時に使うのです。
相手が陽でくれば、陰に、陰でくれば陽にと変化をします。
中丹田は左右の両腕と繋がっています。
上丹田は、意識を使う技術の際に使います。例外としては、当会の打撃法の4式のように頭の重さを利用した物理的手法で使う場合もあります。
ちなみに、上丹田は両眼に繋がっています。
以上が、丹田の使い方です。
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