【護身術を考える】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、最近身勝手な考えで他人を犠牲にしても何とも思わない人が増えている現状から、やはり護身は必要とますます僕は思います。


身勝手な犯罪と理想の護身術

さて、先日、新幹線殺傷事件の裁判の判決が出ました。

犯人は無期懲役刑が出て喜んで万歳をしたそうですが、赤の他人を殺すことで、自分の願いを叶えるという本当に身勝手な考えにほとほと呆れてしまいます。

ただ、刑務所が犯人が想像しているようなところではないでしょうから、徐々に自分の行いで後戻りできない状況に気づいたとき喜んでいられる訳はないでしょう。

しかし、最近はこういった非常に身勝手な考えをもった人がかなり増えているように思います。

そういった状況を振り返ると、やはりちょっとした護身の知識だけでも必要と僕は考えます。

海外の人達から私たち日本人は非常に犯罪に対する危機管理能力が非常に低いといわれます。

新幹線内殺傷事件にしても、被害者の男性は正義感から、素手で刃物をもった相手に挑んだと聞いています。

確かに日本人は、正々堂々に強い相手に真向から立ち向かうことを美点としますが、死んでしまったら元も子もありません。

僕が、以前セミナーを行ったとき、まず要望がでることは次のことです。

「私は暴力が嫌いです。ですから、人を殴ったり、蹴ったりはとてもできません。そんなことをせずに綺麗に相手の制し方を教えてください」

特にこれは女性に多いのですが、自分よりもずっと力の強い男性が刃物をもって襲ってくるときに、綺麗に相手を制することが真面目にできると信じているのです。

ですが、一、二時間のセミナーで日ごろ運動もしていない女性が、いきなりそんなことができると考えるのにはいつも驚かされます。

多分、テレビ番組で合気道の高齢で小さな達人が数人の大の男を投げ飛ばすシーンを見て、自分でもできると思っているのでしょう。

しかし、そんな理想的な護身術の技術を持っている人は、本当に寄りぬかれた本の一握りの達人しかできません。

しかも、達人は数時間の練習で達人になったのではなく、何十年と地道な稽古を続けてそいうった境地に達したのです。

はっきりと言えることは、そんな理想的な護身術は、一般人にはできません。


普通の人でもできる護身術とは

普通の人でもできる護身術は、相手を制することを考えるのではなく、危険から如何に脱出するかを考えるべきです。

お金で済むなら、お金を出せばよいと思います。そのために、例えばサイフを2つもつという方がよっぽど護身になると思います。

ただ、今の日本は非常に身勝手な人が増えていて、ちょっとしたことで全くの赤の他人を平気で殺せる人がいます。

まったくのとばっちりかもしれないけれど、それでも、それにあたった場合、無残に殺されるより、対処できる術を持っている必要があると思います。

僕は合気道を始める切っ掛けは、ただ弱そうだからということで、電車の中で暴行されたことで、誰も助けてくれる人がいないことから、自分の身を自分で守ろうと決意したからです。

とは言っても、僕自身、現在の合気道の稽古だけでは、護身は不可能と考えています。

そういうと合気道をDisるなと合気道をしている人から苦情がきますが、合気道の稽古で護身できるのは、本の限られた素質がある人だけだと僕は断言できます。

何故なら、特定の形を稽古して、それを臨機応変に相手の攻撃に応じて応用できるというのは至難の技だからです。

護身の技術は複雑な様々な要求がされる形の中で稽古するには、非常に難しすぎます。

やはり、シンプルな稽古でないと、パニック状態に近い頭の状態では、思うようにでないのです。

さらに「合気道では刃物で攻めて来たらこうする」などと考えてやっているよりも、まず武器を探すことが大切です。

護身でのポイントは相手の意表を突くにはどうするか?

その一点が大切です。この点に注意して合気道で養った感覚を使用するのなら、本当に合気道の技は役に立つと思いますが、

そのためには、日常のものをどのように武器にするかとか日ごろから考えておく必要があるのです。


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