皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、今回は螺旋について話したいと思います。
気の流れ、呼吸力、螺旋形
合気道では円転の理といって、円の動きが中心になっていると言われます。
しかし、私の師である井口師範は、「円は円でも、進行する円であるから螺旋で導く。螺旋は円に気の流れが入ったもの。合気道の極意は、気の流れ、呼吸力、螺旋形である」とよく言われていました。
合気道では呼吸力が重要と言われています。呼吸力というのは、臍下丹田から湧き出る気の力だといわれていますが、科学的見地からみるとやはり体幹の強さと相手を捕え無力化する技術の総称と考えるとよいと思います。
気の流れというのは、単に気というエネルギーが体内を巡るというものではなく、動き自体に気が乗って、動きと気の流れが一体となった状態を指します。
それは、1,2,3というように途切れ途切れの動きではなく、途切れることなく連続性がある動きに気の流れが起こるということです。
更に螺旋形は、技の中では円転の理に気の流れが乗った状態になったとき、螺旋形になるのです。
以上が合気道で重要な、呼吸力、気のながれ、螺旋形です。
螺旋
更に、井口合気道では螺旋ということに、まだ意味を持たせています。
それは、相手も呼吸力が強いと、互いに拮抗してしまうのは言うまでもありませんが、この拮抗した状態を取り除くのも螺旋の技術です。。
相手と呼吸力がぶつかったところから、螺旋を使って相手の力を受け流してしまえば、相手とぶつかることがありません。
具体的には、相手の力とぶつかって点を回転させることで、力点をずらし、力を受け流します。
ここで重要なのが、ただ回すのではなく、相手の力をずらしながらも自分が進むことで、相手を制することができるのです。
そのため螺旋の動きが必要になる訳です。
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