皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、今回は、合気道の気をどう感じるかということについて話していきたいと思います。
気を感じる人とそうでない人
実は、世の中には、気を感じる人と感じない人がいます。武道やスポーツをしている人の中には、気など全く信じていないにも関わらず、気を感じ、気を使っている人が非常にたくさんいます。
例えば、元巨人軍の監督で、現役当時は大スターだった長嶋茂雄さんは、元合気会の師範部長であり、心身統一合気道の創始者・故・藤平光一師範に、理屈も何もなく、生まれつき気が分かる人と言われた人でした。
長嶋茂雄さんと言えば、野球の解説を聞いても、かなりぶっ飛んでいるような話し方をされるということで有名ですが、ゴジラこと天才・松井秀喜選手はすぐに理解したと言われています。
長嶋さんにしても松井選手にしても、どちらも生まれつき気が分かる人だったということです。
一方、気が目に見える人もいます。「あなたの気の色は、薄い青です。さわやかなブルーです」という人です。
ところが、そのような気が見える人は、さぞや合気道が上手いのだろうと思ったら、案外そうでない人が多いです。
気が見えると気が感じるというのは、身体運動を伴うことにおいてはかなり違うようです。
科学が解く、気の分かる人、分からない人
NLPという心理学では、人を五感で3つのタイプに分ける分類法があります。
それは専門的にはVAK優先知覚タイプと言いますが、要は、人は外部の情報を自分の得意な五感に頼って知覚する傾向があり、そのタイプで、視覚(V)タイプ、聴覚(A)タイプ、体感覚(K)タイプの3つに分かれるということです。
NLPの分類上、長嶋さんや松井選手のように気が分かる人は、どうやら体感覚タイプの人のようです。
実は、僕の師匠の井口雅弘師範も体感覚タイプの人でした。師範の表現は常に感覚的で、体感覚タイプでない僕は非常に混乱したものでした。
「合気道の技は、この様にサーァーと動かなあかん」といわれ、
見た通り動いたつもりが、
「それはサーや。そうと違う」
と言われたときに、意味が分かりませんでした。
僕にとっては、「 サーァー 」「サー」も同じに聞こえましたが、この表現の違いが体感覚タイプの人には非常に大切なのです。
これを把握しているだけで、体感覚タイプの人の表現がどういったものかということが分かります。
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