皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、かなり長い間ブログを書いていませんでしたが、如何おすごしでしたでしょうか? 僕にはこの間いろいろな学びがありました。特に「超瞑想」というものを学ぶことで今まで理解できなかったことが理解できるようになりました。
具体的にいいますと、僕の合気道の師匠である井口先生にお教えいただいた「合気道習得の5つの段階」について非常に曖昧で人にはご説明できるようなものではなかったのです。そこで今回はその説明をしたいと思います。
【合気道習得の5つの段階】
僕の合気道の師匠・井口師範は合気道の習得には以下の5つの段階があると言われました。
①形(かた)の段階
②体(たい)の段階
③気(き)の段階
④意(い)の段階
⑤神(しん)の段階
形の段階
合気道の稽古は基本的には二人で形稽古を行うのが普通です。ですからこの形をまずは覚える必要があるのは誰でもわかる事です。この段階は合気道をある程度の期間学べば誰でもできる段階です。
体の段階
合気道で形を覚えたら次に行う必要があるのがこの体の段階です。この段階では、自分がどう動くと相手にどのような影響がでるか? 相手をどのように導くと崩すことができるのか?ということを学びそれを深め体に覚えさせるです。当会では骨の技術と皮膚の技術として指導しております。
気の段階
体の段階で「自分の体の動きが相手にどう影響をあたるか?」「相手にどのように導くと相手が崩れるか?」ということを繰り返しているうちに、力(運動エネルギー)をどのように起こし、どのように伝えるかが体で分かってきます。すると、これにより「気の流れ」が分かってきます。それが気の段階です。
意の段階
井口師範は「気は意に従う」とおっしゃいました。意、要するにこころによって気をコントロールする段階です。意を持つだけで気が流れるようになる段階です。実は僕は気の段階と意の段階の違いが判らなかったのです。その明確な違いが僕には理解できなかったのです。ですから、知らないことは教えるわけにはいかないと指導でもブログでも一切述べてなかったわけです。ところが2021年11月にYokoグランサーニュ先生の主催する「超瞑想」を学ぶことになり、そこで明確な違いをお教えいただきました。それで初めて「気」の段階と「意」の段階の違いが明確になったわけです。それにより会員に示すことができるようになりました。そしてこれを会員の方々にお伝えすると、すぐにも「体」「気」「意」の明確な違いが分かりだし、技の理解が急速に深まりました。この意の段階が分かると以下4つの段階が分かるようになるので、それぞれの会員の方の自分の技における位置というのが明確になったのです。
神の段階
神と書いてシンと読みます。意で行うというところにもまだ限界があります。意が読まれると相手に悟られるからです。意の段階を行っていると、動けば即合気といえる段階になり、体が勝手に最善に反応して相手に技をかける段階です。タオイズムでいう「無為自然」の状態となります。
以上が合気道習得の5つの段階です。これだけ段階があるということを知っておくと、「もっと完璧に技をおこなわなければ」「もっと美しく技をおこなわなければ」など形にのみ意識をとらわれることなく、先を目指して進むことができると思います。
この5つの段階というのは合気道だけではないと思います。ほとんど全ての学びについて言えるのではないでしょうか?
私たちが何かを習得する場合、この5つの段階を通過します。ですから自分がどの位置にいるかというのがとても大切で他の学びをされている方にもご参考になるのではないかと思います。
私たちはつい目に見える部分だけをみて、それで判断しますが、それは飽くまでも形の段階でのことです。もっともっと先に進みたいものです。
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