護身術の技で、最も大切なのが危険回避ということです。
ですから、
危険に飛び込むようなことは避けないといけない。
最も大切な点は、如何に安全を確保するかという点は
言うまでもありませんので、
技を使わない状況をつくるのが最高の護身術ということです。
ところが、私の経験上でも、人生でどうしようもない状況がありました。
こちらが悪くなくても、相手が悪意をもって近づいてくる場合は確かにあるものです。
そんな場合、「護身術を使わないのが真の護身術」などときれいごとを言っていると
ナイフで刺され、死んでしまいます。
本当に危険な状態になったら、技を使う必要性があります。
ところがその際、日ごろ稽古している技が鈍(なまく)らなら、
やられるだけです。
やはり、【技の本質】は【相手に効く】ということではないでしょうか。
様々な攻撃を仕掛けてくる相手に本当に効かせるには
どうすればいいのでしょうか?
でも、その前に、
「何もしてこない相手に技が掛けられるか?」
という問題があります。
技の効かせ方が分かっておれば、
当然何もしない相手なら簡単に掛けれないとだめですね。
正直に言っておきます。
『何もしない相手に技が効かなければ
理屈上、千差万別に動く相手に技が効くわけがありません。』
映像を付けておきますので稽古の仕方のご参考になればと思います。