合気道では、手首を取らせる技をよく行います。
しかし、両手で片手を思い切りつかまれると動けない人がおおい。
でも、実は「しっかりと持たれた腕があがるのは簡単」です。
特に力に自信のない人は全く動かせない。
中には、持った人が勝手に動いてくれているのを勘違いしている人もいるが、
技が効いているかどうか知りたければ、本気で逆らってもらうといいと思います。
そうすれば自分が勘違いをしているかどうかわかります。
これは特に女性に多いと思います。
合気道の黒帯を取った女性で、自信過剰な方は、
「男の人が2人ぐらい来ても大丈夫」
と豪語する姿を何度か見ています。
多分、一部の人が、余りにも豪語して言うので、
そういう人が目立つからかもしれないが、他の武道にはない現象です。
その理由は簡単です。
試合やスパーリングがないから、
自分の技を客観視できず勘違いが横行しているからです。
でも試合がないのは技を練るという点では非常にいいのですが、
客観視できない人が増えるという点に問題があります。
ですから、そういう人はもう少し現実を見ていただき、
その上で技が練れるのだという点をご理解いただきたいと感じます。
それを踏まえた上で、
やはり「思い切りつかまれた腕を挙げる」のは非常に簡単なので、
以下の動画をご覧ください。
ポイントは2つ
①接点(持たれた部分)を動かそうとしない。動く部分を十分活かす。
②相手が崩れたら腕をあげる