【合気道では、気の正体は考えず、その特性を利用するだけ】
皆さん、お元気ですか? 私はかなり元気です。
さて、「気について」を私の思うところを綴っていますが、ここまで読まれてこられた方は、
結局「気の正体」って何なの?
と思われているのではないでしょうか。
私は会員の人達には「気の正体」なんてなんでもいいと答えています。
例え話をしますと、例えば冷蔵庫というものはどの家庭にもあると思うのですが、これを読まれている人のなかで、冷蔵庫の仕組みを具体的に人に教えられるほど詳しい方はいらっしゃるでしょうか?
冷蔵庫の仕組み自体を詳しく説明するには、多分、物理学、化学、機械工学、電気・電子工学などすべての知識についてかなり理解していないと説明はできないと思います。
しかし、どんなに冷蔵庫の原理・仕組みを完全に理解していて、人に説明ができても、冷蔵庫の使い方については主婦のほうが絶対に詳しいと断言できます。
だから「気の正体」なんて冷蔵庫の原理を知っているようなものと私は考えています。
気の正体を解明するより、気の使い方に詳しい方がよっぽど武道には使えるのではないでしょうか?
だから、「気の正体」なんて知る必要はないというのです。武道家、治療家というのは、「気の正体」を知っているというより、「気の使い方」をしっている人だということです
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