【正面打ちについて6】入り身とは!?

みなさん!
こんにちは、お元気ですか? 僕はめちゃ元気です!

前回のお話しでわかったと思いますが、正面打ちを捌くコツは「当たる振り」でしたね。
読者の中には合気道の素人もいらっしゃるでしょうから、「当たった振り」は分かったけど、入り身って何?と思われている人もいるのでしょうから、少し説明したいと思います。

入り身というのは、合気道独自の攻撃の捌き方で、構えた状態から、相手の攻撃にタイミングを合わせ、一気に相手の死角に飛び込む動作のことをいいます。、

具体的なやり方は、まず、合気道では半身の構えといって、右足を前にしたなら、体も相手に対して斜めにし、相手に対する的の幅を小さくするように構えます。その状態でステップするだけです。

そのステップには2通りあります。ここでは右前の半身の構えからの説明をします。一つは、右前のままで移動する場合と、もう一つは、左前にチェンジして移動する場合です。それぞれのステップは次の通りです。
【右前のまま移動】
左足は決して踏ん張らず、左足全体を前に倒すようにして、体全体が倒れるようにして、できる限り右足を大きく抛り出すようにして前に出ます。そして、右足が着地したらすぐに左足を、右足の方に引き寄せ(継ぎ足)、歩幅を肩幅ぐらいにします。

【左前にチェンジして移動】
移動したいタイミングの少し手前で、右足を外に開き、右足の体重を載せます。さらに、その右足を前方に倒すようにして、体全体が倒れるようにしてできる限り左足を大きく抛り出すようにして前に出ます。そして、左足が着地したらすぐに右足を、左足の方に引き寄せ(継ぎ足)、歩幅を肩幅ぐらいにします。

以上のステップで移動すると入り身ができます。なお、左前にチェンジして移動する際、別法として、右前になっている右足をさらに前に進め、そこから、上記の【左前にチェンジして移動】のような方法を使うこともあります。これは、相手との距離を縮めるための方法ですので、体格差がかなりある場合とか使うとよいと思います。

相手に分からない目付、入り身、気に当たるという3つのことができれば、非常に有効な技が可能になります。是非試してみてください。

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