【横面打ちの打ち方】 

みなさん!
こんにちは! お元気ですか?  今日も僕はメチャメチャ元気です!

さて、今回は一般の合気道の稽古では横面打ちの仕方をあまり具体的に教えないと思います。そこで、横面打ちのやり方について少し説明したいと思います。

今回は間合いです。間合いというのは、戦闘開始時の相手との距離のことです。ルールの定められた試合などよりも、合気道の相手との距離は長く、畳縦方向一枚分です。1.8メートル、およそ2メートルになります。

 

ちなみに、少し話はそれますが、護身の知識として覚えておくといいと思うので、間合いについてもう少しお話ししたいと思います。合気道では一間、三間、六間の3種類の間合いを考えます。

一番近い距離で約2メートル。この距離は少し遠いように感じるかもしれませんが、相手がもしかすると短刀などの武器を持っているかもしれません。そんな場合、とっさに対処できるのはこの距離以上です。護身を考えたときも、この距離より小さくなると非常に危ないと覚えておいてください。

他の武道や格闘技の試合での始まる距離はもっと近いかもしれませんが、これより狭くなると、武器の所持の有無や、体格・反射神経・腕力など優れたものが有利になります。ですから、不用意に近づくのは危険です。

三間の距離は暴漢が近づいていると判断できれば十分に対処できる距離されています。ですから、相手が無差別通り魔であった場合、十分に逃げられる距離です。この距離は、相手が初めからターゲットに一人選んでいる上、犯罪者がよほど足に自信があるアスリートでない限り追いかけては来れない距離です。

また、六間(約12メートル)なら、例えば殺し屋があなたを狙って刃物で襲おうとしていても、十分に逃げられる距離であり安全圏がこれ以上だということを覚えておいてください。

話はそれましたが、一間離れた位置が、最低限の間合いです。ですから、横面打ちもこの距離からスタートするということを考えないといけません。そこから出発することを考えた横面打ちの打つ手順を示します。構えは右構え(右足が前)から、左手で手刀(てがたな)を打ち込むことを想定します。

  1. 相手に対して2メートルの距離で右構えで立ちます
  2. 右足を更に進ませて、手刀が相手の頭部に当たるよう距離を詰めます。
  3. 足が着地したら、すぐさま当てる体制を作ります
  4. 相手に向けて手刀を出します
  5. 直線運動で起こった運動エネルギーを回転の力に変え、相手に伝えます

横面打ちの打撃のポイントは、前進運動を如何に回転運動に変えるかという点にあります。また、横面打ちに対して、実は色々なノウハウがあるのですが、どうしても実際にお会いして直接説明する必要があるので、樹木などを相手に稽古していただくといいと思います。

鍛えれば、かなりの衝撃が得られますから、良く稽古してください。二メートルの間合いを一瞬で詰め相手に横面打ちを入れられるようになれるまで頑張って稽古してください。

もし女性が護身術として合気道をしたいというなら、徹底的に当て身の稽古をしておくことをお勧めします。僕の知っている中で、「私は暴力は嫌いだから、簡単に相手を制することができる合気道を選びました」という女性が割といることに驚きます。

合気道を3,4年ぐらいで達人以上の技術が身につくと思っているようです。しかし、実際、暴力を振るうときの男の力はかなりのもので、合気道を少しかじったぐらいで対処できるものではありません。やはり、正しい当て身の技術を身に付け、衝撃を与えたら一目散に逃げるぐらいの気持ちが必要ですね。

 

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