【護身術の手札の使い方の例】

皆さん、こんにちは!
お元気ですか? 僕はすこぶる元気です!

前回は、ビジネスと護身の共通点についてお話ししました。そして、最悪を想定して、そのための対策・戦略を持っているということでした。

そこで、今回は、護身術の戦略の一例を示したいと思います。
あなたが女性で、レイプなどあなたに暴行することを目的とした暴漢に出会ってしまった場合を想定します。

あなたは、手を捕まれた場合に備え、手の外し方だけを知っているとします。今、あなたは自然を満喫するため一人でハイキング気分で人気の少ない道歩いています。するると前から来た屈強な若い男があなたの前に現れたかと思ったら、いきなり手首を掴み、茂みに引き込もうとしました。あなたは当然、その手を外して逃げようとします。

レイプしようとするぐらいの男ですから、それぐらいでは収まりません。やはり後を追いかけてくるでしょう。

確かに手を外されただけで、諦める男もいるでしょうが、性的興奮状態で知性もかなり低くなっているまさに野獣と化した屈強な若い男性です。女性のあなたは走っても逃げ切れないかもしれません。

ところが、そういった暴漢まで考慮した手札を持っていたらどうでしょう? それが、相手を攻撃する技になります。

「自分は人を殴ったり、蹴ったりできる性格ではない」といって、みすみす体を差し出す予定の人は読む必要はありません。

相手を痛めつけるという選択をする人は読み続けてください。ところで、男でも、安心はできませんよ。かなり確率は少ないけれど、屈強なホモの男性におかまを掘られたという話しはときどき耳にしますからね。

そんな場合、手を外す以外に、目潰し、掌底打ちなどの攻撃技を知っておくと、より相手をひるませることができます。その上、いざというときに出せるためには、何種類かのバリエーションをやっておく必要があります。

今回は、例として、手を外したてから、図のようにすぐに目潰しを入れます。ここでのポイントですが、手を外す段階で、相手と目を合わさず、顎当たりに視線の中心を持っていき、ぼんやりと全体を見つつ、相手の目の位置がどこにあるか確認しておきます。この際、目玉は動かさず、視線の中心は飽くまで相手の顎です。

そしていきなり目を突きます。目は非常に弱いですから、軽くつくだけでもかなり効果があります。ですから、自分の手を引いて反動をつけてつくのではなく、手のある位置から、物を拾うときのように、すっと相手の目玉まで手を出していきましょう。

さらに、目玉に指が激突したら、掌の下の部分(掌底)で、相手の頬の皮を思い切り引き延ばすように押します。相手はたまらなくなってバランスをうしないます。基本的に人は、皮膚に垂直方向の力を感じるようになっているので、皮膚が伸びる方向に押されると力の計測が不可能になります。ですから、相手はあなたの力に対抗できません。

バランスを失って相手を押すと、相手は目が痛いのであなたを追いかけることができません。この時点で民家か、人のいるところまで逃げ込みましょう。先ず目つぶしをされただけも、かなり時間稼ぎができますし、連続技を受けたということで、あなたは只ものではないという印象を相手に与え、より気力が萎えます。

目つぶしの後に、掌底で相手を押し倒すというのは、単に相手にあなたの技が優れているというのを見せるだけではなく、万が一、目つぶしが失敗したときの次の動作がここに含まれています。目に当たらなくても、ひきなり皮膚を伸ばすように引っ張られると、不意をつかれ確実にバランスを失います。この時点で、もう片方の手で、目つぶしのダメ押しをすれば、暴漢は、逆に恐怖を感じるでしょう。

そういった意味で、このような連続技は有効になります。これが護身術での手札の使い方です。だから手札は多い方がいい!

稽古では目潰しを実際にできませんから、頬の皮膚を取る場合は、掌底打ちの稽古をしておく必要があります。以下の例は顎に掌底打ちを打ち込む図ですが、掌底で相手の頬を押し出す稽古をしているとどれだけ効くかがわかりますので、是非、パートナーに無理を言って稽古台になってもらってください。

 

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