皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です!
この前の稽古で、先日からブログで紹介していた、腹圧を高める記事の話をしたところ、腹圧を高めるとどういうことができるかという話題になりました。
実は、腹圧を高めると、腹筋に力を入れるよりもパンチの強度が強くなります。そして、日々、腹圧を上げて、自分のお腹を叩くようにしていると案外鳩尾(みぞおち)を叩いても何ともないようになってくるものです。
古参の弟子のMさんが腹圧を使って、自分の鳩尾(みぞおち)を叩いているのを見るとかなり強く叩いているにも関わらず、平気な顔をしています。
それでMさんに、腹圧の訓練を毎日みっちりやっているのかと聞いたところ、腹圧の訓練は殆どやっていないと答えました。
彼が日ごろやっているのは、呼吸力の鍛錬として、壁を押すことを気が付けばやっているということでした。そして、壁を押す際に丹田を意識して、丹田から押すように意識しているとのこと。それで腹圧が自然と高まっているようです。
壁押しのやり方は、半身(左右の足を前後に開いた形で、右足が前なら右半身、左が前なら左半身と呼びます)になって、壁に両手をついて、足をしっかりさせて、地面から足先を通じて両手に力を送るような感じでします。
左半身になっている場合は、右足が後ろにあるので、地面からの力は右足から登って、腹圧の中心丹田に集まり、丹田の圧力が肩全体をサポートし、腕を押すというようなイメージで壁を押します。
このときの注意点は飽くまでも手に力を入れようとしないことで、支えるという意識が必要です。そうすると地面から手まで一つの力で統合した一体感というのが生まれます。
ですから、支えている手に力感覚があるのは間違いです。こういう訓練をしていると、腕立て伏せのできない女性でも、気が付けば腕立て伏せを10回は軽くこなせるようになっています。
以上が一人でできる呼吸力鍛錬法です。当然、意識は下丹田に置く必要があります。
当会の腕立て伏せができなかった女性会員はあるとき、ふと腕立て伏せをやってみると20回できたと言っていました。ただし、この女性の呼吸力は半端ないです。男性を簡単に押し返すことができます。
合気道をしていない人も、簡単にできる力の出し方なので、掴まれて倒されそうになったとき、相手が強い男性でも、十分に対抗できるようになりますので、稽古してほしいと思います。
また、腹圧は腰痛予防にも非常に効果があります。また、健康・美容・スポーツなどで腹圧が非常に大切と最近よく聞くことが多くなってきていると思います。
腹圧を高めることで、体の軸が安定し、無理のない姿勢を保てるようになるとスタンフォード大学のトップアスリートが実践しているそうです。しかも、自律神経の働きも整い、疲労予防にもなります。またホルモンバランスの崩れがちな40歳代以上の女性にも効果があるそうです。
壁を押す際に、逆式呼吸入れて押すとなお腹圧を増すことができるでしょう。簡単なエクササイズですから是非壁押しを皆さんもやってみたらどうでしょうか?
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