皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、合気道の目的は宇宙の気に合わすということでした。
今回は世界に共通する気の概念から、物理世界や物理法則も宇宙の息吹である気のエネルギーによって成り立っているということを知っていいただき、物理を利用することも、合気道では気を使うことであるというのを理解していただきたいと思います。
人類普遍の気の概念
少し前に、世界の代表的な気の概念について記事を書きましたが、細かく見ていくと、気の概念といってもかなり違いがありました。
ところが、気という考えは、世界中に存在し、そこから「人類普遍の気の概念」といえるべきものもあります。
それは、精神世界と物理世界の関わりを説明するという点です。
世界中で古代の人々は、宇宙というのを考察したとき、霊的な要素として精神世界と、物質的な要素としての物理世界の2つが対極的に存在し、その中間に存在するものを想定し、それぞれの相互作用で万物が存在すると考えられてきました。
澄んだ軽いものが精神世界、濁った重いものが物理世界、そしてその中間のものと存在を考えてきました。
しかも、物理世界にも霊的な要素があり、全てのものに宇宙の息吹ともいえる気のエネルギーが通っていると考えられています。
その純度が高いものが霊的要素を含む精神世界であり、純度が低いものが物質世界というわけです。
こういった精神世界と物理世界の関わりを考えたときに、世界の各地で人類普遍ともいえる気の概念が導きだされたのです。
そして、その気の概念に各地の文化・宗教・信念・迷信が結びつき、独自の気の考えに発展したと思われます。
気は見えないが感じることはできる!
気というのは、精神世界と物理世界を結ぶ見えざる何かと考えると、合気道での「宇宙の気に合わせる」ということがかなり明確になります。
しかし技に活かすには気を認知する必要があります。それで、人によってはその見えざる何かを見ることができるという人もいます。
合気道開祖は、相手の攻撃をすべて攻撃前に見ることができ、剣などの武器だけでなく、飛んでくる銃弾すらも全ての攻撃をかわしたといわれています。
しかし、合気道で護身術を考えたとき、そのような数百万人あるいは数千万人に一人が到達するような境地では一般の人には敷居が高すぎると思います。
ところが、井口師範は「気は目には見えない。だから目で感じるんや!」と言われ、気を扱うヒントを残してくださっています。
その秘密が目の構造にあります。一般に視野が広いとかいわれる言葉がありますが、視野には中心視野と周辺視野の2つがあり、気を感じるのは周辺視野で、気を認知するにはこれを使える必要があります。
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