皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。
さて、前回のブログでは、合気道の目的は「宇宙の気と合わせること」と書きました。
しかし、それではあまりにも抽象度が高すぎて意味がわからないと思います。
そこで今回からは、極限までチャンクダウン(抽象度を下げること)していきたいと思います。
宇宙の気と合わせるとは?!
「宇宙の気に合わせる」といわれると、なんだかわかった気になって、宇宙にある気のエネルギーを受け取ってその力で何かすると思われる人が多いのではないでしょうか?
要するにドラゴンボールの世界です。
宇宙の気を集めて、放出すると惑星一つが大爆発するというような感じです。
ところが、合気道ではそうではありません。
宇宙の気に合わせるというのは、言い方を変えると宇宙の理に合わせるということです。
物理を無視することではありません。寧ろ、物理を味方につけるのが合気道といえます。
ですから、言い方を変えると、合わすというのは、自分の力に変えるといえると思います。
そうなると、人の気に合わせること自体も、宇宙の気に合わせるというのと同等のことになるのです。
宇宙創成と武産(たけむす)合気
井口師範は「気に合わせる」秘伝として様々な技術を伝授してくださいました。
「話は簡単! ただ、こう相手の気に合わせるだけや」というご説明で、非常に抽象度の高く、何がどう気に合わせるのか?という点がその時点ではサッパリ分かりませんでした。
それで、かなり理解の薄い弟子でしたが何度も何度もかなりの種類の秘伝をお教え下さいました。
井口師範は「秘伝には名前が無い。名前があったらだわってしまうからや」とおっしゃいました。
しかし、名前がないと中々覚えられないので、僕は勝手に名前は付けましたが、物理学、生理学、心理学などに基づいた合わせになっています。
しかもそこから派生した技が存在し、非常に混沌としています。
さらに、僕が理解できたもの以外にも合わせがあると考えられますから、合気道では非常に多くの合わせを使って、その都度、状況に合わせた組み合わせで無限の技が存在することになります。
このように混沌とした中から、無限の合気道の技が産まれることから、武産合気(たけむすあいき)と呼ばれます。
こう考えると、混沌の中から様々な銀河が生まれ、星々が生まれる宇宙創成と繋がりが感じられます。
星が生まれることも、星々の活動も、結局は宇宙の営みなわけですから、宇宙の気のなせることです。
そこで、井口師範はおっしゃるわけです。
「一見すると全く同じ技に見えてもすべては違う。一期一会や」
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