【パフォーマンスを上げる】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、前回に引き続いて、脳と合気道の関係を考えていきたいと思います。


ポジティブな感情で上がるパフォーマンス

さて、前回は怒りを持つと身体のパフォーマンスが上がるという話をしましたが、知能が下がって、知的な戦略、戦術が使えないということにつながるということでした。

しかし、人間は、怒り以外でも身体のパフォーマンスがあげることができます。

それはポジティブな感情を持つことです。オーリングテストというものがあります。

これは、親指と人差し指か中指をくっつけて、丸を作り、別の人にその作ったリングを両手で切り離してもらうものです。

先ず、ネガティブな言葉を言って、このテストをやってみましょう。すると、パートナーはそんなに力を入れずに簡単にリングを切り離すことができます。

例えば、「私はとても運が悪い。何でこんなについていないんだ。何をやっても上手く行かない。本当に私はダメな人間だ」と3回繰り返してテストをやってみましょう。

パートナーにこのときリングを切り離した力をオボテ貰い、つぎにポジティブな感情を表す言葉を言います。

例えば「私はとても運がいい。何をやってもうまくいく。何をやっても楽しいし、周りの人にすごく愛されている。本当に幸せだ」というのを3回言って、テストをやってみます。

すると、パートナーは先ほどあまり力を込めずに簡単に切り離せた指が中々切り離せず非常に苦労します。

このように、人間はネガティブな感情の言葉を発しているときと、ポジティブな感情の言葉を発しているときでは、筋力も大きく異なります。


元気な身体活動もパフォーマンスを上げる

人はポジティブな感情の言葉を出しているときは、非常に良い身体のパフォーマンスになるということが分かると、言葉の使い方が非常に大切だということが分かると思います。

さらに、言葉だけではなく、「しょぼん」と三回唱えながら、力なくうつむくというのと「万歳」を三唱しながら、手を万歳して、オーリングの実験をしても同じことになります。

このように元気な身体活動も身体のパフォーマンスを上げます。

そのため、日本の武道では、気合いと言って声を出しながら元気に稽古をするわけです。

合気道でも、天の鳥船という船漕ぎ運動がありますが、このときも元気いっぱいにすることで、身体のパフォーマンスを上げているわけです。

それをやって、振り魂という一種の瞑想法を行うことで、集中力を増し、次に行う稽古の準備になるわけです。

合気道には、一見胡散臭そうな、古い時代の稽古方法が入っていますが、実はかなり科学的なのです。


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