皆さん、お元気ですか? 僕はかなり元気です。
今日は、合わせるということについて、話したいと思います。
勝速日
合わせるというと技術的には非常にたくさんありますが、相手自身の動きに合わせるということが最も大切です。
武道では、先手を取ることが大切と言われます。それで、先の先、後の先、先々の先など3種類の先があり、戦術的にどの先を使うかというのが武道の醍醐味なわけです。
ところが合気道では先を超えて、勝速日という考えで行います。勝速日では、相手と対面した時点で既に勝っている状態をいうと聞いています。
これは何かというと、言い方を変えると、結果からの逆算をして、今動であるべきかを考えるということです。
結果というのは相手に勝っている状態です
結果から逆算
相手に勝っている状態というとよく誤解されるのが、相手を投げ飛ばしたばかりのところをイメージしますが、僕の師匠・井口師範は、投げたり固めたりは枝葉と、単に付け足しに過ぎないといっています。
要はその前の段階で既に勝っている状態をつくらないといけないということです。そこが結果です。
その結果になるようにゴールから逆算して、自分の動きを決めるというのが勝速日です。
そのため、相手の動き出す前から相手を観察して、相手の動き出した時点では、想定した結果になるように動き出す必要があるわけですが、これを合わせというものです。
これが宇宙と合わせるということです。相手が決まった時点で、我と相手との空間即ち宇宙が出来ていてその相手と自分が作る宇宙を如何に動かすことで相手が動くかを想定することなのです。
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