【意識で考える】

皆さん、お元気ですか? 僕はメチャクチャ元気です。

さて、今回のお題目は「意識」ということです。では始めます。


意識もまたプログラミング

合気道では、意識の置き方についてかなり厳しく指導されます。

例えば、意識を臍下丹田に持ってくるようにとかです。

ところが意識を臍下丹田ばかりに向けると技は上手くいきません。すると、「もっと肩の力を抜いて」など指導されます。

すると肩の力を抜くと全く力が出ず、どうしていいか分からなくなります。

これは何故なのかというと、最少は意識を臍下丹田に持っていっているのですが、相手に手を掴まれた時点ではもうすでに意識は手首に移動します。

さらに、これに逆らおうと力を入れると、つい肩の三角筋に力入ります。

すると、それと連動して背中の筋肉に力が入りその結果、腰当たりの筋肉だけが自由になるため、腰の筋力で何とか跳ね返そうとしていします。

これでは動きが非常に単純になり、相手はあなたの動作を簡単に読んでしまい、抵抗されるわけです。

これは、確実に、今まで身に付けた、手を動かすプログラミングが逆作用をしているといえます。


動作から再プログラミング

このように、身についた動作によって意識がコントロールされてしまうのです。

そこで、この身についた動作を最適な動作に再プログラミングする必要があります。

その方法は、物理学的アプローチ、生理学的アプローチ、心理学的アプローチと3つあり、一概に説明できるものではありませんが、最も大切なのは、生理学的なアプローチです。

生理学的アプローチというのは、まずはどのようにすると構造上強くなるかという骨格上の使い方を中心捉える必要があります。

それには、太極拳の含胸抜背、尾閭中正、堤肛などが参考になります。これは肩甲骨を開いて胸を凹にして、背骨を直線に立てて仙骨を後傾(出尻の逆で尻を引く)させることで、中心力がつかえるようになります。

こうしたアプローチを知っている状態で、三角筋に力が入らないように動作を変えていく必要があるのです。

それによって、動作から意識が移動するということをなくします。すると、意識は自由にコントロールすることができるようになり、その次の段階として、意識を使った技術に移ることができるのです。

ですから、結局は、生理学的アプローチ、物理学的アプローチができて初めて、心理学的アプローチが可能になりますので日々の自分の動作に無理がないかをチェックする必要があります。


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